スイート藤原の新作ネタ

スイート藤原です。
オリジナルのネタをアップしていきます。

ショートコント(貝の口)

2017-04-30 16:17:52 | スイート藤原の新作ネタ



タイトル:
貝の口

場所設定:
スイートの所属している芸能プロダクション

配役:
スイート
    芸人として成功を夢見る女の子。まだ幼い感じが残る。
向海
    スイートの担当マネージャ。真面目な性格で、スイートを一番理解している人。

場面転換:
1.暗転からスタート
2.向海が一人舞台中央で机に座って仕事をしている
3.暗転から明転へ
4.終わりまで、明転


(開演)

(スイートが小走りに舞台袖より入場して、向海に詰め寄る)
スイート:向海さん。ちょっといいですか?
向海  :あ、おはよう。なんだい?
スイート:あたし見ちゃったんです。向海さんと社長の奥さんが、新宿の歌舞伎町から大久保に抜けるラブホテル街を出た処を歩いていたの。あたしって人がいるのに、どうして!? あたしじゃ駄目なんですか?
向海  :えw? なんの事?
スイート:とぼけてもダメですよ。先週の月曜日の午後13時33分29秒です!
向海  :29秒ってさ、ストップオッチみたいな人だね。
スイート:いいわ。この事は誰にも言いません。あたしって、貝の口ってよく言われるんです。向海さんって、どの種類の貝がお好きですか?
向海  :そうだな。お味噌汁に入ってるシジミがいいかな。
スイート:あはw。何故あたしが貝の口って言われてるかわかります?

※このネタを読んでいるアナタも、何故スイートが貝の口っと言われるか考えてみてください。(故人 ワンフォール西岡代表と、ある大手プロダクションのお笑い部門の教育担当が絶賛したネタの一つです)
(注:スイートの口が貝みたいなルックスをしているわけではありません)

向海  :お喋りじゃないって事?
スイート:うんん、違うの。おだてられて、温められると口がパカ~~って開いちゃう、あたしなの! 何でも聞いちゃってって感じになるの。貝ってお味噌汁の中で口が開いてるでしょ!
向海  :いいじゃん、いいじゃん、そのオチ。この不倫ネタ、キープしとこうよって、違ぁ~~うwww! うちらがいる事務所って何処に位置してるか知ってるよね。
スイート:山手線の新大久保を右に出て、新宿に少し戻った処でしょ。
向海  :そこ、何処よ!
スイート:え? あー・・・!。いっけなーいw。あたしって何時も事務所に来るときは歌舞伎町から来てるから。西部新宿線の横通って、新宿フーの前を抜けて来てるの。
向海  :あのさ、スイートこそ何処歩いて来てるの? あの辺りって、ヤクザの巣窟だぞ。変なポン引きの兄ちゃんに声掛けられても知らんぞ。「ぶっち」の事務所も近いしさ。大体さ、社長の奥さん、ここの事務してるのしってるよね! たまたま事務所出るときに一緒だっただけでしょ?
スイート:そっか、あたしの早とちりだ。いっけない人なんだあたしって! 週刊文春さんと「ぶっち」に電話するとこだった。
向海  :おまw。

(暗転)
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スイート藤原の体験談(講習受講編)

2017-04-30 10:00:30 | スイート藤原の体験談


タイトル:
講習受講編

これは僕が東京で芸人に転向する前に、役者を勉強していた時の体験談になります。
ある劇団で不定期に開催している、短期間の養成スクールに申し込んだことがあります。
そこの代表が、ブロードウェイのミュージカルに出演したことがあるベテランの女優だったので興味がありました。
それと、有名なミュージカルのプロデューサーが講師として、合衆国(US)から来日するとの事だったので、興味深々で参加しました。

養成スクールに入って驚いたのが、そこでは日本語が禁止だったことです。
英語のみです。
テキストも英語で書かれていて、講師からの説明も英語。
生徒同士の雑談は禁止されていませんでしたが、それも当然英語のみ可w。

「場違いな場所に来てしまった・・・。」と感じましたが、参加費用もすでに払っていましたし、「なんとかなる! これもお芝居の稽古だ」と自分に言い聞かせました。
会場の雰囲気に圧倒されながらもレッスンは進み、表現力の勉強をする時間になりました。
お題として、

「突然、雨が降ってきました。あなたはびしょ濡れになります。この場でその様子を表現して下さい」

僕の順番の前に数十人のレッスン生徒がいて、彼らは講師の前で表現してみせました。
表現が終わった後に講師から英語で質問を受け、英語で答えていました。
僕はこの時、

「これは何かのドッキリ? ひょっとして、僕をからかってるの? まさかね!? 大がかりな集団コントじゃないだろな!?」

色々な事を考えているうちに僕の番が来ました。
僕は舞台経験もあり、「雨が降った時の表現」も勉強済みだったし、基礎的な演技力は自信があったので、ごく朝飯前のごとく、講師の前で表現して見せました。
表現が終わって、何やら講師が嬉しそうに、大きな声で僕に何か言っていました。
その時の僕は英語力がなかったので何を言っていたのかわからなかったのですが、レッスンを終わって他のレッスン生徒に聞いたところ、講師は、

「あなたに仕事をあげる。是非、わたしの所に来てください」

でも開催している劇団が邪魔をして、僕には伝わらなかったのです。
何故なら僕はそこの劇団員でもないし、飛込で受講しているどこの馬の骨ともわからない人間にすぎなかったからですね。

その夜、そこの劇団の代表から電話がかかってきました。
英語で何か怒鳴っているのです。
英語は喋れない事を日本語で伝えると、声高らかに笑っていました。
代表は、

「何故英語を勉強しないのか? ハリウッドで映画に出たくないのか?」

と聞かれました。
僕はハリウッドには映画俳優として出演したいけど、今は英語は必要ないと答えると代表は、

「そんな事では、ハリウッドでエキストラぐらいしか仕事は貰えないわよ」

と言われました。
僕は返答として、

「エキストラだって英語が出来なきゃ貰えませんよ。エキストラをくださいと、日本語で言って通じますか?」

代表は笑っていました。
それ以来連絡もなく、そこの劇団とは付き合いも切れてしまいました。

もし僕がその時英語が喋れてたら・・・。
今更考えても仕方ないのですが、それは一つの転機だったのかもしれません。

合衆国(US)で何かしたい貴方!
英語力がなくては誰も相手にしてもらえません。
エキストラの仕事すら、貰えません。

芸人は芸が出来て当たり前!
エンターテイナーを目指すなら、まず、英語を勉強してください。

※ 動画を2本YouTube、FC2、ニコニコ動画にアップしています。
今英語のレッスンを受けているDMM英会話で、仲の良い講師(コスタリカ、フィリピン、セルビア)に動画を見せました。
動きはユニークで良いとの事ですが、日本語が理解できない。
次回は英語の字幕を入れたらどうかとの提案を受けました。
ですので、次回は英語字幕を入れたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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