スイート藤原の新作ネタ

スイート藤原です。
オリジナルのネタをアップしていきます。

ショートコント(社長のイス)

2017-05-01 15:38:33 | スイート藤原の新作ネタ


タイトル:
社長のイス

場所設定:
スイートの所属している芸能プロダクション

配役:
スイート
芸人として成功を夢見る女の子。まだ幼い感じが残る。
向海
スイートの担当マネージャ。真面目な性格で、スイートを一番理解している人。

場面転換:
1.暗転からスタート
2.演者2人は舞台中央に出ている
3.暗転から明転へ
4.終わりまで、明転

場所設定:
スイートの所属している芸能プロダクション
内海は机に座って仕事をしている。
スイートは内海の横に立っている。


(開演)

スイート:向海さん!
向海  :ん? なに?
スイート:社長って、今日いないの?
向海  :「ぶっち」の事務所のユニットと今度コラボするから、その件で打ち合わせに行くって言って出て行ったな。四谷だからすぐに帰ってくるんじゃない。何か用?
スイート:じゃ、今いないのね。一回社長の席に座ってみたかったんだ。座ってもいいよね!?
向海  :やめろって。見つかったら怒られるぞ!

(向海の言う事を無視して座る)
スイート:ひゃーw。大きな椅子。座り心地いいよね。座っただけで偉くなったみたい。
向海  :相変わらず人の話聞いてないし。社長帰ってきてもしらんぞ。

(社長の真似をする)
スイート:おい、向海くん。スイートが最近売れてないようだが、努力が足りんのじゃないかね。
向海  :ハイハイ。
スイート:ハイは1回でいいんだよキミィ。ハイハイなんて日本語は無いの知ってるよな。たしか、向海君は早稲田大卒だったよな。早稲田じゃ、きちんとした日本語を教えてくれんのかね。
向海  :コラコラ。
スイート:向海くん! すかし漫才のつっこみ稽古はやめたまえ!(素に戻って)あ、今度すかし漫談作ってみよかな。

(社長が出先から帰ってくる。向海は気が付いて挨拶する)
向海  :あ、社長。おかえりなさい。

(スイートは気付いていない)
スイート:そう、ワシがその社長だよ。最近ハゲが酷くてな! ハゲに効く薬はないのかねぇ、まったく! 
向海  :ちょw。やめろって。
スイート:ハゲは急には止められんぞ。ワハハハハwww。

(電話が掛かってきて向海が出る)
向海  :はい、向海です。はい・・・。はい・・・。わかりました。(スイートへ)スイート、ちょっといい?
スイート:なんだい、向海君。
向海  :社長が会議室に来いってさ。

(暗転)
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スイート藤原の体験談(喧嘩仲裁編)

2017-05-01 09:47:29 | スイート藤原の新作ネタ


タイトル:
喧嘩仲裁編

これは僕が東京で芸人をしていた時の体験談になります。
あれは約15年前の月初めだったと覚えています。
何時ものように、新宿フーの管理人とお酒を飲みかわそうと、エレベーター横の管理小屋を覗こうとした時の事でした。
そこには、ある大手お笑いプロダクションに所属する女性ユニットが、新宿フーの横のエレベーター前のホールに立ってて、何やら険悪な雰囲気になっていました。
その女性ユニットとは面識もあり、何回も話したことがあったので、どうしたのか事情を聴いてみました。


スイート藤原:おはようございます。どうしたの? 何か嫌な顔して2人で立っててさ。何かあったの?
女性ユニット:スイートさん・・・。
スイート藤原:ん? なになに?
女性ユニット:あたし達、解散しようと思うんです。
スイート藤原:は? なんで?
女性ユニット:あたし達喧嘩ばっかして、もう駄目なんです。別々にしようって、話になってて・・・。
スイート藤原:ここまで頑張ってきてさ? なんで? 吉本興行の人も、今からお笑いブームの波来るっていってたぞ。今解散したら、なんにもなんねーだろ!? もう少し辛抱したら、きっと良いことあるって!

(女性ユニット、お互いに顔を合わせて)
女性ユニット:そうだよね。きっとそうだよ。もう1回頑張ってみようよ。
スイート藤原:そおそお、その意気だよ。きっと良い事あるって!


それから暫くたって、女性ユニットのツッコミ担当から電話が掛かってきました。

女性ユニット:〇〇です。今日ネタ作るの手伝って欲しいのですが、お時間ありますか?
スイート藤原:〇〇さんって、どちらの〇〇さんでしたっけ? 「笑劇的」ライブに出演して頂いた方でしたっけ?
女性ユニット:じゃ、いいです。(電話切り)プー、プー、プー。


数日後に、また新宿フーの前で会ったので、電話があった事について尋ねてみました。
「〇〇です。」って言って伝わらなかったのが嫌だったみたいです。
その当時、ライブの運営をしていましたので、沢山の女性芸人さんと面識があり、〇〇さんって名前が思い出せなかったのですね。

〇〇さん、ごめんなさい。

まぁ、そんな〇〇さんでした。
今では彼女らは師匠クラス。テレビ、ラジオ、ライブとも活動されていて、お元気そうですね。


数年後、僕は故郷である岡山に帰郷しました。
お笑いブームが来たのは、その後だったと覚えています。


注)お問合せいただいても、女性ユニットの名前はお知らせできません。予めご了承、お願いいたします。
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