
タイトル:
誓い
配役:
スイート
芸人として成功を夢見る女の子。まだ幼い感じが残る。
場面転換:
1.暗転からスタート
2.スイートが一人舞台中央
3.暗転から明転へ
4.終わりまで、明転
場所設定:
スイートの自宅
(開演)
ねぇねぇ、あたしの話聞いてよ。
今日のあたし、最低だったんだから。
今朝亀吉の水槽の水替えしてたら、近所のハゲオヤジが出てきたの。
ハゲオヤジに見つかると、あたしに話しかけてくるから、心の中でお笑いの神様にお願いしたの。
「お笑いの神様助けて。
どうか、ハゲオヤジに見つかりませんように。
もし願いがかなうなら、お笑いの神様に3つの約束を誓います。
コンビニで値切るのやめます。
割勘のご飯、高いの注文するのやめます。
誕生日会に招待されてプレゼント持っていかないのやめます。」
一生懸命お願いしたんだけど、お笑いの神様にはあたしの願いが届かなかったみたい。
やっぱり、あたしに話しかけてきたわ。
「わしと一緒の事してんだな。
でもわしは、誕生日会に招待されてプレゼント持っていかない事はしないぞ。
そんな事したら友達無くすからな。
それだけは止めたほうがいいぞ。」
ガーン!
全部聞かれてんじゃん。
心の中でお願いしたつもりが、全部声に出てたのね。
ってかさ、あたしって、ハゲオヤジ以下なの?
ダメ出しまでもらったし。
今日のあたし、最低。
「ぶっち」にも怒られそう。
(暗転)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます