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ある晴れた日の・・・

『認知行動療法ブックガイド』下山春彦/林潤一郎 編、2012.11.27、岩崎学術出版社

図書館にあった本。

冒頭にこのようなことが書いてある。
『特に大学院で臨床心理学を教える教員の多くが自ら学生時代に学んだ心理療法をそのまま教える傾向が強いことが、日本において心理力動学派が強い影響力を及ぼしていることの主な要因と考えられます。その犠牲になっているのが、若い学生です。』

『現場に出て初めて、大学院で学んだことの多くが実際には役に立たないことを知ることになります。そして、CBT(認知行動療法)など、現場で求められている方法については、卒後研修で身銭を切って学ぶことを余儀なくされるのです』

専門的なことはわかりませんが、関心ある人は読んでみてください。

ただ、全編、過去に発刊された本の紹介です。

全冊読むことは、私には無理ですが、専門家には必須かもしれません。

学問の世界をとやかく言う立場ではありませんが、意外とせまいところもあり、ある教授から聞いた話ですが、第一回経営学会を開催する際、経済学会から猛反対というか妨害にあい、学会会場の入口で立ちはだかり、中に入れないようにされたというのです。

その教授も学生の時に聞かされた話なのかもしれません。それくらい、経営学は若い(歴史の浅い)スタートしたばかりの学問だったのでしょう。経済学者から見たら、学問とは言わせないという、ヒヨコ時代の話でしょうか?

しかしながら、教授(教員)が生殺与奪の権を握っているのは、今も昔も変わらず、大学院などに進めばそれはさらに顕著かもしれません。

逆もあり、某国公立大学教授は、いつも部屋のドアは開けているのですが、指導を受けたい女子学生は必ず男性とペアで来るなり、教授にあらぬ疑いがかからないようにしていました。学部長になる前のことです。

【毎年同じノートを読み上げ、そのノートが黄色く変色している】などと、毎年、シラバスや講義内容が変わらない教授のことを表現していましたが、昨今は裏サイト?に教授評価はあるし、表立っても学生アンケートがあるなど、ある意味、どちらがどうと言えない面があるかもしれません。

一方、一流講師は、そんなことは一切気にしていないでしょう(と思いたい)。

ただ、あるところにはある、で、参考文献や課題文献があまりに古すぎて、Amazonなら在庫どころか、マーケットプレイスで高値?でしか扱っていないような文献を毎年毎年提示する先生がいるとかいないとか?

しかも、自分が思い入れあるキーワードが盛り込まれていないと、情け容赦なく落第点、再提出?

冒頭の文章をジャンルこそ違え、水泳の泳法指導に置き換えると、最近、受講者も賢くて、相手(コーチ)によって泳ぎ分ける←コーチのいう泳ぎ方をする らしいですが、はてなはてな????で泳いでいる人も少なくないのです。

だからと言って、最先端を追いかけるのが良いというわけではないでしょうが、プールで指導料をとるプロなら、日々、切磋琢磨はしてほしいものです。
※それと、個人的にはスイマーまたは受講者を【生徒】という呼び方に違和感を覚えます。生徒というのは、義務教育か高校までの呼び方という人もいるそうですが、雀の学校じゃあるまいし?
※民間フィットネスクラブのコーチを先生と呼ぶのが変という人もいますけどね。

もしかしたら、あなたのその教えが、とんでもない癖になり、一生なおらないか棒にふることになるかもしれない、そう思うと怖いですよね?

芸術特に音楽の世界でもよく言われることです。
70点教師からは70点以上の弟子は生まれないんですと、?

でも、本物はホンモノを見抜く目をもっている、見抜く目やウンやツキも含めてホンモノといえるのかもしれません。

心理学に限らず、『求めよさらば、、、!』の世界ということでしょうか?

う~む、ブックガイドからそんなことを考えるなんてね、寄り道がすぎました。

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