SWORD中央ラボ分室

『アストロミゼット』HPブログ出張版
自企画の紹介が主ですが「小サイズ可動フィギュア」の可能性も広く研究しています。

【カスタマイズ】イプシロンミゼットをチューンする・8

2009-02-21 01:34:52 | Custom-made
イプシロンミゼットの手首を加工します。
今回はプラ板等を使った修正を行うため、仕上げに塗装などを施す必要がありますが、そのうち機会があった際にはソリッドの色のままでもどうにかできる方法を考え、またご紹介できれば…などと考えております(まだ自信無し)。

まずは下準備として、上の画像の赤く塗った部分を中心にバリ等を削り取り、軽くヤスリをかけて接着剤の食いつきを高めます。もちろん大前提として中性洗剤等で洗うことをお忘れなく。

次に下の図面の様に0.2~0.3㎜程度の柔らかめのプラ板を切り出します。

図面上部の丸い窪みは手首の円形モールドに合わせたもの、よく切れる彫刻刀で切り出すのが無難ですが、難しい場合は手首に接着後にカッターで少しずつ掘り込んでも良いかもしれません。

切り出したプラ板を一度細めのドライバー等に巻きつけ、曲面に慣れさせたら模型用接着剤で手首を覆う様に貼り付けます。

十分な乾燥を待って、接着剤が完全に乾いたら縁をヤスリで削って手首のパーツに馴染ませれば作業完了です。

作例ではさらに手首円形モールドに市販のパーツを貼り込んでみました。この部分もヒケが生じている場合があるのでこうしてデコレーションを施すとワンポイントディティールにもなって一石二鳥なのではないかと思います。

これで完全!とまではいきませんが、少なくともこれで手首が抜けることは起こりにくくなるわけです。

ベータミゼットに比べてモールドが少なく、エッジが甘い印象を受けるイプシロンミゼットですが、丁寧に修正を加えることによってむしろベータミゼットよりカスタマイザビリティー(…という言葉があるかどうかは知りませんが…)の高いフィギュアであることが理解して頂けるのではないかと考えます。
特に今回の手首パーツで分かるように、アサフレックスの効果は絶大。
関節部のように加工を加えるのに注意が必要な場所さえ把握しておけば、市販されている小型のフィギュアの中でも極めてカスタマイズが容易なフィギュアであると考えます。









…親心としては、できれば「ミゼット」としてカスタマイズして頂きたいものですけどね…。

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