SWORD中央ラボ分室

『アストロミゼット』HPブログ出張版
自企画の紹介が主ですが「小サイズ可動フィギュア」の可能性も広く研究しています。

【開発記録】『ロボット(仮称)』開発計画・40

2008-04-05 03:25:17 | Laboratory
親指取り付けました。
パッと見、非常にまとまり良くできましたので、複製品もこのまんまのイメージで親指が配置されると理想的なのですが、残念ながらこのままの形状では型を抜くことができません。というのも、これだとどうしてもシリコーン型に流し込む際に親指と他の四指に空間が回り込む形での隙間が生じ、複製時に不都合がでるためです。
この解決策として指を分割して別パーツとして複製し、商品購入後に組み立てる…という方法もあるのですが、現段階での私の技量ではこうした分割を上手く仕上げることができず、もしもできたとしてもどうしても指が浮いた感じが解消できないのでは?といった心配が残ります。

色々考えた末「現段階」で手首は予定通り1パーツ成型とし、原型もそれを前提とした形状修正を行うことに決めました。
具体的な作業として、各指の隙間を埋め、逆テーパーや回りこみの無い完全なソリッド化を図ろう…と、こういうわけですね。

完成品は、ですので若干の造形的不満は残るかも知れませんが、同じ分割方式での複数パーツ化を図るならいつか指が可動する手首で実現させようとも思うわけです。コンセプトとして今回欲しいのはブン殴った時に破壊力がありそうな「ゲンコツ」であることを考えると、決して間違った選択ではないかな…と(あくまで自分の技量を踏まえた判断では、ですが…)。

レジンは極めて切削性の高い(…けど、中に気泡の残りやすい)材質ですので、腕に覚えのある方は是非埋め潰された部分を彫り、ディティール追加に挑戦していただけたら…と思う次第です。











でも、手頃な重さと大きさ、筋張ってゴツゴツした甲と磨いてスベスベになった指のデコボコは、何だか触っていて気持ちが良いです(←変態?)。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【開発記録】『ロボット(仮称... | トップ | 【開発草案】『ロボット(仮称... »
最新の画像もっと見る

Laboratory」カテゴリの最新記事