ELX-004 クロコッタ
たいていの場合、一般社会を活動基盤にしているミゼットやそのパートナー達には充分な装備開発環境が整っていない。
そのため特にプレーンの開発においては、まったくゼロからの設計から資材調達~製造というわけにはゆかず、自然と資材を周辺の日用品等に依存する局面がしばしばある。
ELX-004『クロコッタ』もそうした環境下を想定して開発された機体であるが、在野のミゼットチームの用いる機体と大きく異なる点がある。それはこの機体がSWORD中央ラボにおいて開発され、量産型のプレーン同様正式開発ナンバーが与えられた機体(コードの頭文字が「D」または「E」、「S」)である点…「つまりオフィシャルが製造したハンドメイド機」という奇異な存在であるという点である。
これはこの機体が在野のチームがいかに効率的にプレーン開発を行えるかを実地で試験するため開発計画がなされたためであり、そのため意図的に機体の構成材には日用品や模型の部品等が用いられているのである。
こうした日用品等でプレーンを製造する場合、多くは機体をパートナーである人間が製造、その後ミゼットが内部を改良、外装に分子コーティングを施すことでミゼットが使用するに耐え得る機体が完成する。
クロコッタもまた同プロセスで製造されているため、根本的に量産するための設計にはなっていない所謂「ワンオフ」の機体となっているのである。
なお、実験機として開発されたクロコッタには武装は一切無く、また実用を考慮されているわけでもないので陸上走行プレーンとして特に高い性能を有しているわけでもない。
その最高速度は時速換算でせいぜい250㎞/h、他の環境化においての活動機能もない。しかし設計上その小回りの良さは群を抜いており、こと旋回性能に限って言えば設計時に参考とされたDLM-001『タツノマ』さえも凌ぐデータが記録されている。
こうして思わぬデータを置き土産にしたクロコッタは今後、開発機体のサポートやテストベースとして使用されていく予定である。
…と、即興で設定を作ってみました。オリジナルの設定作りには、とんでもない性能にして周囲にひんしゅくを買わないように「さじ加減」が大切ですがこうした物語や背景を作ってやることで更に愛着が増すことと思います。
賢く、しかし大胆に切り込んで挑戦して頂ける事を願う限りです。
いや、ホント。そつ無くこなせる様になるとこういうの、本当に楽しいから。
たいていの場合、一般社会を活動基盤にしているミゼットやそのパートナー達には充分な装備開発環境が整っていない。
そのため特にプレーンの開発においては、まったくゼロからの設計から資材調達~製造というわけにはゆかず、自然と資材を周辺の日用品等に依存する局面がしばしばある。
ELX-004『クロコッタ』もそうした環境下を想定して開発された機体であるが、在野のミゼットチームの用いる機体と大きく異なる点がある。それはこの機体がSWORD中央ラボにおいて開発され、量産型のプレーン同様正式開発ナンバーが与えられた機体(コードの頭文字が「D」または「E」、「S」)である点…「つまりオフィシャルが製造したハンドメイド機」という奇異な存在であるという点である。
これはこの機体が在野のチームがいかに効率的にプレーン開発を行えるかを実地で試験するため開発計画がなされたためであり、そのため意図的に機体の構成材には日用品や模型の部品等が用いられているのである。
こうした日用品等でプレーンを製造する場合、多くは機体をパートナーである人間が製造、その後ミゼットが内部を改良、外装に分子コーティングを施すことでミゼットが使用するに耐え得る機体が完成する。
クロコッタもまた同プロセスで製造されているため、根本的に量産するための設計にはなっていない所謂「ワンオフ」の機体となっているのである。
なお、実験機として開発されたクロコッタには武装は一切無く、また実用を考慮されているわけでもないので陸上走行プレーンとして特に高い性能を有しているわけでもない。
その最高速度は時速換算でせいぜい250㎞/h、他の環境化においての活動機能もない。しかし設計上その小回りの良さは群を抜いており、こと旋回性能に限って言えば設計時に参考とされたDLM-001『タツノマ』さえも凌ぐデータが記録されている。
こうして思わぬデータを置き土産にしたクロコッタは今後、開発機体のサポートやテストベースとして使用されていく予定である。
…と、即興で設定を作ってみました。オリジナルの設定作りには、とんでもない性能にして周囲にひんしゅくを買わないように「さじ加減」が大切ですがこうした物語や背景を作ってやることで更に愛着が増すことと思います。
賢く、しかし大胆に切り込んで挑戦して頂ける事を願う限りです。
いや、ホント。そつ無くこなせる様になるとこういうの、本当に楽しいから。