もう20年近く前から、ほぼ毎年この桜を観に出かけています。
樹齢400年の大きな桜の木が南阿蘇谷の中腹に立っています。数年前にこの桜一帯が公園化されましたから、今はたくさんの人でにぎわっています。
平成16年に台風で3分の1くらいが折れてしまいました。以前は、お椀を伏したような半円形でした。いまは、片側が削がれたようになっています。それでも、近くに寄ると大きさに圧倒されます。
今年の花びらは例年より全体的にピンクがかっています。枯れた枝などをかなり整理していましたので、その分、栄養が行き届いたのでしょうか。
赤牛です。肥後のあか牛(褐毛和種)といって、熊本県ではこのあか牛の育成がさかんです。
のんびりと草を食んでいます。あか牛は、放牧に適していますので、阿蘇地方ではあちこちでこの牛を見かけます。
耳についている黄色のタグには、その牛の固有の番号が表示されています。どこで生まれて、どこで育てられたかが分かります。本来は向かって右のように付けなければいけませんが、向かって左のタグは裏表が逆につけられていますね。
一心行の桜を向いの谷から撮りました。左のほうに桜が写っています。右のほうにはたくさんの車が停まっているのが見えますね。
2年前(2016年4月)の熊本地震の影響で、南阿蘇鉄道はまだ不通のところもあります。ここはまだ列車が通っていません。長~い駅名で有名な「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」の東100mくらいの場所です。