おおぎやなぎちか 作品集(単行本、アンソロジー)

著作権は作者にあります。無断使用をお断りします。(文章、写真、イラスト)
ご使用を希望の場合はご連絡をお願いします。

 お知らせ・告知など

新刊が出ます。 『みちのく山のゆなな』(国土社)イラストは、ふるやまたくさんです。よろしくお願いいたします。

『ジャンプして、雪をつかめ』新日本出版社

2020-10-24 | 自作紹介
      

 イラストは、くまおり純さん,装丁は中嶋香織さんです。

 両親の離婚にともない、母のふるさとである青森で暮らすことになった唯志は、雪国の暮らしの厳しさと直面します。
 私は「季節風」という会に入っていますが、10年ほど前、その「季節風」に投稿した作品を元に一冊の本にしました。この作品があって、今がある。元「季節風」代表の亡き後藤竜二さんが認めてくださった作品です。手渡ししたかった。
 ぜひ、お読みいただきたくお願いいたします。

「みちのく山のゆなな」河北新報木曜夕刊連載中

2020-09-27 | 自作紹介
     
 河北新報、木曜日夕刊に「みちのく山のゆなな」を連載中です。週一回で年内続きます。
夕刊のない地域は、金曜日に載ります。また河北新報は東北地方の新聞。コンビニで購入できますが、東北以外のかたは、こちらからお申し込みができます。毎週木曜日の夕刊だけ送っていただくこともできます。その場合地域にもよりますが、翌日~次週の配達になります。送料込みで一ヶ月500円程度です。ぜひ、読んでいただけたらと思います。

 内容は、地図には載っていないみちのく山が舞台。みちのく山の山神の娘ゆななが7歳になったときからの成長を描いています。元気いっぱいのゆななと動物たちのやりとり、時に東北の民話も折り込みながら展開します。
 そしてイラストは、『しゅるしゅるぱん』でご一緒した仙台在住イラストレーターの古山拓さんです。毎回素晴らしいイラストを描いてくださっていて、今後が楽しみです。
 

 なんと一面を使った贅沢な紙面。イラストも、毎回カラーでたっぷりです。

『俳句ステップ』おおぎやなぎちか作・イシジマアズサ絵(佼成出版)

2020-08-28 | 自作紹介
           3年生~

 俳句と出会う女の子の物語です。
 中には、有名な俳句のほか、登場人物が作った俳句として私が考えたものを出しています。
 
 引っ込み思案の七実は、公園で出会ったおばあさんと俳句を作っていました。そんなある日、担任の先生が、このクラスから市の俳句大会の子ども俳句大賞が出たというニュースを持ってきます。
 黒板にかかれたその俳句は、七実のものでした。ところが作者は優等生の早知恵ということになっています。
 どうして?
 どういうこと?
 接点のなかった二人がこのことをきっかけに、お互いを意識するようになります。
 その後の展開は、どうぞ読んでおたしかめください。

 どうぞよろしくお願いいたします。

『ぼくたちのだんご山会議』おおぎやなぎちか作・佐藤真紀子絵(汐文社)

2019-12-13 | 自作紹介
            中学年向け

 自分たちの町はずれにある「だんご山」と親しまれている山にテーマパークができるというニュースが飛び込み、子ども達は大喜びしますが、主人公の祖父は大反対。自然を残して欲しいと運動を始めます。山の木の実などでパンを作っている祖母を持つ友人、建設会社社長の息子、猫の避妊手術をし、自然のままにするってどういうことか考える子など、様々な立場で、この問題を考える子ども達を描きました。
 私達は、便利な暮らしを求めて自然を開発しているけれど、自然を残そうという運動もまたあります。自分達がどんなところに住んでいるのか、自然から何をもらっているのか、自然と共存するとはどういうことか、読んだ子達がいろいろと自分の身の回りに置き換えて考えてもらえたらと願っております。


『ぼくたちのだんご山会議』おおぎやなぎちか作・佐藤真紀子絵(汐文社)

2019-11-13 | 自作紹介
         中学年向け

主人公樹(いつき)が住む町のはずれには、だんご山と呼ばれている山がある。だんごのように3つ連なっていたが、今では一番手前の一のだんご山は、だんご山団地になっている。
 そして今回、2のだんご山にテーマパークができるという情報が舞い込んできた。子ども達は大喜び。だが、おじいちゃんは、自然を守りたいと、怒り出す。
 自然を自然のままに残すって、どういうことなのか?
 開発するのは、いいことなのか、どうなのか? 

 今私達の周りでおこっていることを、子ども達が真剣に考えます。

 という内容です。

 どうぞよろしくお願いいたします。

月刊こどものとも2019年5月号『くもにアイロン』(福音館書店)

2019-08-18 | 自作紹介
        

 絵を描いてくださったのは、短編アニメーションの世界で有名な山村浩二さんです。

 クリーニング屋さんのアイロンが、調子にのって椅子やテーブルまでぺらぺらにして、そのまま外に飛び出します。そしてこんなものやあんなものまでぺらぺらにして、ついには・・。というナンセンスで楽しい絵本です。

 月刊誌なので、書店に置かれるのは2019年4月の間だけですが、ご注文をいただければ、その後も手にすることができます。

『どこどこ山はどこにある』おおぎやなぎちか作/松田奈那子絵(フレーベル館)

2018-12-07 | 自作紹介
             2018年9月21日発売
 
 これまで出した単行本は、高学年から大人向け作品でしたが、今回は中学年向けです。

 まどかは、ひいちゃん(ひいおばあちゃん)と大の仲良し。ふらりと外に出たひいちゃんを追いかけていったところは、どこどこ山でした。
 どこどこ山は、不思議な山。ひいちゃんといっしょに、どこどこ山で何度かすごすのですが・・・。

 芭蕉の「旅に病んで夢は枯野をかけ巡る」の「夢」とは「魂」のこと。私が『どこどこ山はどこにある』で描いたのも、まさにこの「魂」のことなのです。といっても、小学生向けの物語ですので、そんなに堅苦しくはありません。大人の方に読んでいただくと、その辺をわかっていただけるかなと思います。子供さんは、「どこどこ山って不思議」とか、「ひいちゃんって、もしかしたら・・・」と感じてくれたらいいなと思います。
 

 松田奈那子さんが、この物語の世界観をふんわりと描いてくださいました。

2019年岩手県、宮崎県、SAPIX夏休み課題図書。

 

『なみきビブリオバトル・ストーリ―2 決戦は学校公開日』(さ・え・ら書房)

2018-02-15 | 自作紹介
       

 『なみきビブリオバトルストーリ― 本と4人の深呼吸』の続編です。(2018年2月発売)
 作者は前作同様、森川成美、おおぎやなぎちか、赤羽じゅんこ、松本聰美。

 今回は4年生の4人が、バトル&ゴーイングマイウェイで発表に臨みます。
 どうぞ、よろしくお願いいたします。
 
 表紙、挿絵も、前作と同じ。黒須高嶺さんです。