おおぎやなぎちか 作品集(単行本、アンソロジー)

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2024年、あと2冊刊行予定です。 「家守神」シリーズ(フレーベル館)最終刊。「こんな部活あります」シリーズ、文芸部『そこに言葉も浮かんでた』(新日本出版社)。  既刊ともども、よろしくお願いいたします。

『ぼくたちのだんご山会議』おおぎやなぎちか作・佐藤真紀子絵(汐文社)

2019-12-13 | 自作紹介
            中学年向け

 自分たちの町はずれにある「だんご山」と親しまれている山にテーマパークができるというニュースが飛び込み、子ども達は大喜びしますが、主人公の祖父は大反対。自然を残して欲しいと運動を始めます。山の木の実などでパンを作っている祖母を持つ友人、建設会社社長の息子、猫の避妊手術をし、自然のままにするってどういうことか考える子など、様々な立場で、この問題を考える子ども達を描きました。
 私達は、便利な暮らしを求めて自然を開発しているけれど、自然を残そうという運動もまたあります。自分達がどんなところに住んでいるのか、自然から何をもらっているのか、自然と共存するとはどういうことか、読んだ子達がいろいろと自分の身の回りに置き換えて考えてもらえたらと願っております。