今日はこれまで蓄積してきたコーヒーの分析結果について発表したいと思います。
分析結果は12月21日から1月8日までの19日間,コーヒーを抽出するたびに以下の指標を計測して得られたものです。
抽出方法で記録した指標
・日付,時刻
・豆の種類
・使用する豆の重さ
・フィルターの種類
・お湯の淹れ始めの温度
・蒸らし時間
・蒸らしで加えたお湯の量
・ドリップ終了時までに加えたお湯の量
・ドリップに費やした時間
・最終的なコーヒーの温度
・味の感想
以上,11種類。
そしてコーヒーの味と最も相関が見られたのが,こちらのグラフ。。。
コーヒーの美味さと高い相関が見られたのは,検討前に1番重要度が低いと考えていた「日付」でした。年末年始の休みの期間が近づくにつれ,コーヒーの味が美味くなり,1/7の仕事始めの日を境にコーヒーの味の評価が格段に落ちていました。
現段階ではデータ数が十分でないとともに,不確定要素も多く含まれているため推測の域を出ませんが,コーヒーの抽出方法うんぬんよりも,飲み手の精神状態が大きく影響を及ぼしている可能性が考えられます。
「何を食べるかより,誰と食べるかの方が大事」ということを耳にしたことがありますが,コーヒーでも同様に「どう淹れるかより,どんな精神状態で飲むか」で味が変わりそうです。
この結果を踏まえ,今後は実験による達成感や疲労度,研究室のイベントの有無,週末に向けて味がどのように変化するか等にも着目して,検討を行ってみたいと思います。
今後の分析結果にご期待ください!