予備審査を通じて感じたこと

2019-05-21 22:17:00 | 研究のこと

主に将来の自分に対して覚えておいた方がいいなと感じたことを記すだけなので,読み飛ばしていただいて結構です...

 

・実験はかなりやった方だと思うが,積み上げるような感覚が得られていない.長期,中期の計画を立てるのが苦手なせいか.または,今回選んだ研究テーマが「時間」が重要なファクターとなってしまい,3年間では出しにくい内容だったことも反省点.

→年数単位ではなく,まずは数か月,数週間,数日で出るような比較的軽度な試験を積み上げていき,その先に長期的な視野を持たないとできない実験を行うべきだと痛感する.材料も単調なものから選定し,それらの結果が蓄積されてある程度傾向が分かった後に,複雑な材料・配合にして検討を重ねていくべき.

 

・化学的分析を実施できていないため,傾向を述べるだけに留まっている.試験結果の裏付けを取るためにも,化学的な視野に立った実験は必要不可欠.化学的な分析から,とある現象のメカニズムが分かる可能性もある.強い主張をするには,「裏を取ること=メカニズムを語れること」が大切(T先生の助言)

 

・一方で,これまで多くの研究者が「結果を得るには長い年月を費やしてしまう」という思いで敬遠してきた内容を学生の期間に取り組めたことは大きな意義がある.今後はメカニズムの研究でコツコツと成果を重ねつつ,それと並行して実環境にて発生する事象の研究を行うスタイルにしたい.

 

・辛い時ほど一旦作業から離れ,リフレッシュする時間が重要.筋トレやボウリングなど,比較的短時間で身体を動かせるのが効果的.銭湯もよい.

 

・切羽詰まった状態であるときほど,他の人からの頼まれごとは引き受けるべきかなと感じた.切羽詰まった状態にならないように時間管理するのが理想ではあるが,そう上手くいかない時もある.そのような状態では,多くの人は頼まれごとを断ってしまうかもしれない.しかし,そのような状態でも依頼を引き受けることで,人としても少し成長できた気がした.(人間としての器が試される?)自分の時間は勿論少なくなる.しかし,依頼をしてきた相手が自分の状況を理解してくれたとき,より良い人間関係が築き上げられるきっかけになると思った.

 

・最後に自分の予想を上回る方々が応援に来てくれた.その方々がいなければ,普段の自分は今以上に頑張れていなかったことは容易に想像できるし,いつも何かしらの形(発表練習,実験,昼食時の何気ない会話,休日の外出など)で支えてもらっている.その方々に少しでも恩返しができるよう,残された日々も,そしてその後も自分の全力を研究にぶつけれればと思う.繰り返しにはなりますが,応援本当にありがとうございました.m(_ _)m


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