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2013-09-29 19:32:43 | 日記

この土日は盛岡に帰省していた。

目的は中学、高校時代の親友4人と合うこと。でも、土日で一番印象に残ったことはそれじゃなかった(笑)

まずは、土曜日は親友と食事をした。
みんな社会人になって羨ましい面があった。その反面、学生であることの幸せも感じることができた。とにかく、こういう仲間がいてくれて嬉しいし、たった2~3時間で故郷に帰れるような交通機関が整備されていることに感謝。

そして日曜日。
まず原敬さんのお墓と記念館に行ってきた。
そして、帰りの新幹線で浅田次郎さんのプリズンホテル(1)夏を読んだ。
本当は泣くことを期待して読み始めた本であったが、今回の本では浅田さんが理想とする男の生き方について学ばせてもらった気がする。
浅田さんの本に出てくる登場人物に悪い人はひとりもいない。そして、彼らにはクセがある。
時代の流れにうまく乗れず、ちょっとドジなところもある。けどとにかく誠実で、目の前のことに一生懸命で、思いの強さが人一倍で。そして真心がある。

傍から見たらあまりわからないかもしれないが、最近少しかっこをつける自分がいたと思う。謙虚な姿勢が無くなっていた。その姿勢を正してくれた本でした。
不器用でもいい。相手は隠すかもしれないが、自分は自分の素を出して、相手と正面をきって向き合うことを大切にする。

ここで原敬さんの座右の銘を思い出す。
『宝積(ほうじゃく)』
見返りを求めず人に尽くすこと。

故郷は何でもお見通しなのか。最近、揺らぎかけてた自分の姿勢を正してくれた。
体面や体裁、しがらみを振り払う勇気。大切にしたい。

今、帰りの新幹線の中。
これから途中の東京駅で降り、久しぶりに妹と夕飯を食べます。


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