治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

埼玉で講演with片岡麻実さん

2009-11-13 08:26:02 | 日記

11月23日、埼玉で講演します。

一緒に講演する片岡さんは、都内在住のAS女性。
うちの著者ではないけど、以前からちょこちょこお付き合いがあった。
新婚さんで、結婚前にだんな様になる方を紹介していただいていた。
だんな様は定型発達者だが、私とは逆のスタンスで、自閉症をよく理解されていた。
しかも定型世界のよき案内役のようで、奥様にも人生の先輩として言うべきことは言う。
すてきなカップルだなあと思った。
イキオイで結婚式にも参加させていただいた。

実は今回の講演で自分がどういう役を務めるのか、まだあまりわかっていない。
これから片岡さん及び主催者様と打ち合わせしてご希望を訊く。
主催者様に「どなたか当事者のご紹介を」と頼まれて推薦し、そこで仕事が終わったと思ったら
「浅見さんもぜひご一緒に」と言われてすんなり行くことにしてしまった。
「ぶぶ漬け」だったらどうしよう。

小さいお子さんをお持ちの親御さんが多い会だと聞いたので
きっと片岡さんの小さいころの話、成人になってから診断がついた後片岡さんのお母様が子どものころを振り返られて思ったことの話なんかがぴったりだと思います。
それと、職業生活。
職業人としての片岡さんは、私も変遷を見てきている。
苦労された過去もあったみたいだが、ずいぶん順調に行き始めたみたいですよ。
私が何気なく発した一言とかが、社会のナゾの一部を解いたみたいで、感謝してくださり、恐縮である。毒舌もたまには役に立つもんである。
非・医療、非・福祉、非・教育の立場からASDの人に何か言う立場の人間がまだあまりいないので
それで私の直言は(一部の)自閉の人たちには喜んでもらえることもある。
この人たち聞き分けいいんですよね。

片岡さんのいいところは
「他人から学ぶ」のが上手なところだ。
ASの人には
「他人から学ぶ」のが上手な人と下手な人がいる。下手な人は、本当に極端に下手だ。
片岡さんはそこがわりあい上手なタイプ。
これはこれで得である。でも誰もができることじゃない。

まあ、きてくださった方に時間の無駄と思われないような会にはするつもりです。

詳細は下記へ。

http://www.city.tsurugashima.lg.jp/kominkan/fujimi/kouenkai1123.html