鮎を食べにE峡へ行った。
鮎は子持ちでとても美味しかった。
一口食べた時に甘味を感じた。
タビーに食べさせるために、塩気の無いように皮をむいて身をほぐした。
タビーは目を輝かせて舌舐めずりをして早く早くと私を急かせる…はずなのに?
高速道路を走って来たせいか、初めての場所のせいか、鮎には見向きもしなかった。
残念…。
だが、通りかかったお土産屋さんで、タビーにピッタリの籠を見つけた。
お土産屋さんに、猫を連れて店内に入っても良い、と言って頂いたのでタビーを連れて入った。
バッグの網ごしにタビーに話しかける。
「どの籠がいい? タビーの籠だよ。」
タビーのまん丸の目が輝いている。
タビーは自分の物を買ってもらえると理解しているに違いない。 たぶん。 きっと…。
お土産屋さんの前にあるベンチで、買った籠にタビーを入れてみるとちょうど良い大きさだった。
タビー、籠は気に入ってもらえたかな?