世界の人権・紛争・平和

ヒューマン・ライツ・ウォッチ 米国:刑務所内麻薬治療 

米国:刑務所内麻薬治療    

ニューヨーク・タイムス編集長への書簡3月21日 ミーガン・マクレモア

編集長様へ

Re "Paterson Is Said to Seek Narrower Overhaul of Drug Laws" (news article, March 11):

3月11日付けのニュース記事、「パターソンは麻薬法に狭義の総点検を模索していると批判された。」に関して

Gov. David A. Paterson is wrong to propose cutting in-prison drug treatment programs out of the drug law reform bill to save money.

デイビッド・A・パターソン知事が支出削減のため、麻薬法改正法から刑務所内での麻薬治療を削除することを提案しているが、間違っている。

Prison drug treatment is cost-effective. For every dollar spent on prison substance abuse treatment, states save $2 to $6 on reduced recidivism and health care costs.

刑務所での麻薬治療は効果的支出である。刑務所内での薬物乱用治療を1ドル支出すると、州政府は再犯や医療費に関する支出を2ドルから6ドル節約できる。

In New York, prison officials say that three out of four inmates need alcohol or drug treatment. But prison treatment programs are badly in need of reform.

ニューヨークで、刑務所当局者は「4名の囚人の内3名が、アルコール若しくは麻薬依存に対する治療を必要とする。」と語っている。しかし刑務所での治療はぜひとも改善される必要がある。

Because programs are filled to capacity, prisoners wait months, even years, for treatment. At the same time, discipline for drug use is overly harsh and denies treatment to those who may need it the most.

なぜならプログラムは満員で、囚人は何ヶ月も、時には数年も治療を受けるのを待っている。同時に麻薬使用に対する懲罰は過度に厳しく、最も必要な者に対する治療を拒絶している。

Prisoners using drugs, some of whom may be struggling with addiction, lose years of "good time," delaying their release dates and pushing incarceration costs even higher.

中には中毒と戦っている者もいるかもしれない、麻薬を使用している囚人が、“タイミング”を逸して、釈放期日を遅らせ、収監費用を増大させている。

Leaving the prisons out of drug law reform is bad public health and bad fiscal policy.

麻薬法改正から刑務所を外して放置するの、間違った公衆衛生政策であり、間違った財政政策である。

Megan McLemore New York, March 18, 2009

ニューヨーク、3月18日 ミーガン・マクレモア

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事