阿修羅 原

いやぁ・・・野坂昭如が名づけたといえども
「阿修羅・原」というリングネームは今冷静に考えても
ある意味、凄い名前です・・・・・（爆）

そして、このテーマ曲・・・
強烈ですな。

ASHURA　阿修羅


日本を代表する花形ラガーマンから
国際プロに入団。当時は原をアイドルにしようと首脳陣が画策し
マントを着て入場。
しかし、ＷＷＵという急いで造ったと言われるタイトルを
ミレ・ツルノ（だったかな？）を破って獲得するも
新日本の対抗戦で藤波に破れ、挙句の果てに
国際プロレスが崩壊・・・・。

全日本で、中堅レスラーとして活躍していて
石川隆志や佐藤昭雄等とアジアタッグの常連チャンピオンとなる。

しかし、ヒットマンと言われる異名から
中堅時代からジャンボ鶴田や天龍源一郎を本気にさせようと
正面衝動の凄まじい戦いをしかけ、
あの最強無敵の鶴田との試合が
影の名勝負とも言われました。

天龍、阿修羅原にムッとする

当時の全日本では珍しい番組中継（１１ＰＭにて）
やはり、こういう男なんですよね。
しかし、コレは、ジャパン軍vs全日本軍の戦いの流れには
入り込めず・・・・元国際プロのメンツ達はどんどんアンダーカードへ・・。
この時の原を会場で見ています。
普通ならファンが近づいてくるモノを、当時は落ちぶれてしまい
誰も寄らない・・。
試合で巻いていたテーピングと取って、下に捨てたのを
記念に拾ったら、友人達は「うわっ！汚ねぇよ、早く捨てろよ！」と・・
露骨に嫌な態度をしました・・・。
これが、天龍やハンセン、ウォリアーズのモノだったら
絶対扱いが違ったハズですがね（中学生の頃）

長州達が去って、また平穏になってしまった全日本を
本気で活性化させる為に賭けに出た天龍。
天龍革命に天龍は原のファイティングスピリットと
頑丈さ、スタミナを頼りにし
パートナーとして声をかけたのでしょうね。
一番、思い出深いのがスタンハンセンとの世界タッグの試合中
Ｗ延髄切り（サンドイッチ頭部蹴り）で、あのハンセンがリング中で
大の字で試合中失神した時・・・。（天龍の顔面キックが直撃していますね）
あの、「不沈艦」「ブレーキの壊れたダンプカー」との通り名のハンセンが
見た事ない失神でのびている。アレはアングルだったのか？ガチだったのか？
（セコンドの川田の顔がマジにヤバそうな顔になっていますね）
ガチと思いたいですね。ただ、目覚めた後のハンセンの怒りは凄まじいモノでした。
要するに、リングで怖い男に恐れをなさず、完全インファイターで
ぶつかっていくヒットマンスタイル。
コレが原のレスリングスタイルの醍醐味。何せ、元花形ラガーマンですしね。

ハンセン失神


サービス心が旺盛の為、金の支払いを自分でして皆の分も全部出し
借金王になり、ヤクザが全日本の事務所に押しかけるほど
借金取りややってくる事から、馬場さんは原に一度チャンスを与えるものの
全盛期、ピーク時に解雇・・・。ショックでしたねぇ。

そして、新日本vsＷＡＲの対抗戦
ここに原の魅力が良く出ていますね。
頑丈なラガーマンｖｓ元暴走族。
第3回G1クライマックス 蝶野正洋vs阿修羅・原


元祖ＳＴＦまで出させた原。
当時の週刊ゴングでは小さな扱いでしたが、原の醍醐味が出ていると思います。
対抗戦時代、ブーイングを浴びまくったＷＡＲの選手達。
しかし、天龍は置いておいて、原がリングインした時は
声援に変わるのでした。それほど、やはり魅力があるレスラーでしたね。

今は父親の介護生活をされているそうな。