ＨＩＳＴＯＲＹのフェンダー系モデル

ご存知？アイランドヴィレッジ楽器店のオリジナルブランドですが
以前はメイプル材はタイムレスティンバー材を使っていました。
北米の５大湖の底に７０年～２５０年眠り続けていた木材で
木材の不要な部分をバクテリアが食べつくしてあり凄く良い音がする材で
Ｓｕｇｉ、フジゲン、ヒストリーがこのレアな木を買い付けてました。
もう今では、木材が売れ切れてしまったので、この材を使った
ギターをお持ちの方はお宝持ちかもしれません。
楽器にとても良い効果が出ると解る前は、タイムレスティンバーのオーナーは
熊とかの木彫りの置物を彫って売っていたそうな（何て勿体無い！）

で、今はタイムレスティンバーが入手出来ないので
同じく、長い間水底に沈んでいたというヘリテージウッドという名の
木材（特にメイプル）を利用して、新シリーズを出してきたので
たまたま、某所のアイランドヴィレッジ店に足を運んだ所
ストラト、テレキャスモデルを試奏させて貰いました。
以前のモノとどう違うか？

個人的には結構違うモノに感じましたね。
まあ、今はボディーがアルダーで
材の種類（元はＴＴバスウッド）が違うというのもありますが
これまでのイメージとは違うような感じはしました。
結構まろやかで今まで、低出力のＰＵを載せていたのが
今度は出力が強いモノに載せかえたそうです。
ＨＩＳＴＯＲＹのオリジナルＰＵですね。
フェンダーサウンドとは違う、フジゲンメイドの
何となく温かみのあるサウンドに感じました。
テレキャスモデルもそんなにテレの粘っこくなくて、そしてエッジの強いというより
色んなサウンドにも使えそうな。

で、接客してくれた２３歳の女の子の店員さんと普通に話ししていたら
彼女のお父様が私の１歳年上という事でお互いにビックリ・・・。
私は相変らずガキくさい顔しているんで・・・若く見えたらしく
「こんなお父さん欲しい！（爆）」と言われてしまいました・・・・・(泣）
ここは、「こんな彼氏が欲しい！」なんて、贅沢か・・・・

と、話はギターに戻り、
地元のスタジオも利用していた店舗のバイトのウェンツ君は
私の音楽学校の後輩・・・買う余力が無いのを知りながら
ジャパメタリアルタイム話が盛り上がるので、（某ベーシストの弟子）
色々、弾かせてくれました。
その中にオールタイムレスティンバー材という、ストラトモデルが
有ったのですね・・・。
名は「ＧＨ－Ｓ１Ｍ」という・・・。
マジョラーカラーで、黒に見えたり、角度によっては紫に見えたり。玉虫のようで。
ネックとボディーＴＯＰはタイムレスティンバーメイプル、
ボディーバックはタイムレスティンバーバスウッドバック。
それで２０万円と。
コレは素晴らしいギターだな・・と思いました。
タイムレスティンバー愛好家としてアースシェーカーのシャラが
フジゲンのギターを使っていますが、「この材が良い音を出してくれる」と。

当然、フェンダーサウンドではないのですが
硬くとも、温かみもあるタイムレスティンバーバスウッドに
タイムレスティンバーメイプルネック。
出力は低めのＬＯＵＩＳのＰＵ。
こりゃ、調べても、中々中古でも見ないシロモノだなと。

ウェンツ君曰く、本も出しているスタジオミュージシャンが
先日購入して行きましたよと。
他にもスタジオミュージシャンがもう１人買ったそうな。

このストラトはスタジオワークするギタリストには
最適だなぁ・・と思うストラトでした。
買えないけど、欲しいギターです。
まさか、楽器業界がこんな風になるとは思わなかったので・・・。