ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

ハヤブサ

2011年06月20日 | プロレス
ハヤブサというレスラーは、やはりインディーの至宝だと思うんですよ。
ハヤブサの頚椎損傷、荒井社長の自殺、冬木の死と
大仁田が2度目の引退した後、身体をボロボロにしながら
インディー団体とはいえ、業界では3位に入るプロレス団体FMWを
必死で守って、冬木参戦後のFMWでこれまでのデスマッチ&レスリング路線が
エンターテイメント路線になり、ファン離れも凄かったし(私も離れた・・)
興行において一番アテにしていた、ディレクTVがスカパーに
吸収され、FMWの冠プロレス番組が立ち消えになってしまった・・・。

ハヤブサの将来のあるべき姿と言われた三沢も
日テレの地上波放送打ち切りで相当心労に苦労が酷かったと思います。
で、ハヤブサと同じく、頚椎離脱でリングからあの世に旅立ってしまいました。
何だか、似た所があったのでしょうかね・・・?皮肉にも。
ただ、ハヤブサは車椅子生活ながら生きています。
今でもメジャー、インディーの垣根を越えて、素晴らしかったと。

もう若い世代の飯伏がベストオブスーパーjrというインディーの選手が
初優勝の中でハヤブサの事も書かなければ・・と思った矢先、
ハヤブサがTVに出ているし(ビックリ!)

当時、長州力の「インディー批判」で今では新日本でバリバリにTOPを
取っている元FMWの田中将斗や、
大日本でのセクハラで引っ込み気味になった金村は
プロレスがまだまだ人気でドーム興行を頻繁行い
鼻が高かった長州に反発するように
デスマッチ路線からレスリング路線に変えたり
大仁田に、「同じ事やってどうするんだ!」と言われたり。
本人達からしたら余計なお世話ですが、大仁田の言っていた事は
実に的を得ていたと思います。
その大仁田が引退した長州を引っ張り出す事になるんですから。

で、肝心のハヤブサ・・。
メジャー団体からのアレルギー反応が強かったFMWで活躍しながらも
メジャーの選手から完全に才能を認められ
金本や西村からは「アイツは素晴らしい」と、もうリングに立てない
ハヤブサの決め技「ファルコンアロー」を引き継いで、使用するレスラーも増え
全日本の川田なんかは「ああいう選手は最初っからウチで育てたかった」
そう言われる選手。必死でヘビー級の体重まで上げて
華麗に宙を飛び回る・・・日本に凱旋する前、
試合で歯がグラグラになってしまったハヤブサは肉が食えず・・・
悩みに悩んだ挙句、チョコレート味のプロテイン、またはチョコレートミルクを
大量に摂取し体重を増やして。

FMWに帰って、ポーゴとかとデスマッチを繰り広げながらも
今は亡き超BIGサイズのザ・グラジエーター(マイクアッサム)達と
しのぎを削り、門徒解放になった全日本のリングに
ハヤブサもグラジも黒田も上がる事になります。
ホント、良い根性見せていました。

この試合、当時まだ全日本四天王時代の川田、田上の余裕を奪いたい!との
意気込みでリングに上がったハヤブサと新崎人生は
余裕を奪う所か追い詰めています。
(「麺ジュラスKの川田が名試合製造機とはいえ・・)

ハヤブサ、新崎人生vs川田利明、田上明-1


ハヤブサ、新崎人生vs川田利明、田上明-2


FMWでやはりウエートUPしたヘビー級でファイヤーバードスプラッシュや
フェニックススプラッシュを出すには、膝を激しく痛めるので
(武藤、小橋然り)演出とは云え、かわいそうな形で冬木にマスクを
剥ぎ取られ、マスクマンとしてのレスラー人生を一度終え
H(エイジ)として第二?のレスラー生活をスタートさせたものの
やはりハヤブサは日本を代表するマスクマンで空中殺法は
他の人間には出せない華がある・・・でマスクマンのハヤブサに戻り
最終的には悲劇の事故、ブファドーラの失敗で頚椎が・・・・
hayabusa



普通は首より下は全身不随になる所、根性のリハビリで
まさかの車椅子から立ち上がる・・・なんて凄い奇跡を起こし
基本車椅子生活ですが、本人は引退する気は無く
まだ引退していません。
誰もが、プロレスが出来なくなった事は解っていても
ハヤブサが引退したとは思っていません。(少なくとも私は)

やはり弱小団体からの折角のスター選手でしたからね。
幾ら長州や古巣の全日本の選手に嫌われても
確かに大似田の何でもありプロレスも面白かったけど

ハヤブサはまだまだこれから・・・という所。
今、永田達と熱いファイトを繰り広げている田中達とFMWを潰さないように
必死で頑張っていた姿は忘れられません。

因みに田中のファイトも
2009年1月4日 東京ドーム 世界ヘビー級選手権 永田裕志 vs 田中将斗 1


2009年1月4日 東京ドーム 世界ヘビー級選手権 永田裕志 vs 田中将斗 2


やはり技のデパートより、魂の篭った田中の一発の凄みです。


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2 コメント

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お楽しみは、これからだ! (ミルクマン)
2011-06-20 06:36:42
皮肉にもHとしてのエンタメ路線でのマイクパフォーマンスの決めが上記なんですね。いいんです、猪木さんみたいに日本中に知られてなくても。リアルヘビーではないから普通に見たら勝ち目はないけど、
映像は週末の楽しみにします!
ひょっとして若い新日ファンにはジーパン履いてハードコアマッチやってた田中を知らない子もいるかもですね。プレイスタイルは弾丸なんだけど、ショートタイツにしてホントに体形、体質変わりましたからね。
ホントはハヤブサさんに絡めて飯伏の話も入れたいです。では!
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ミルクマンさん (太郎)
2011-06-20 07:28:12
エンタメ時代はやはり基本、レンタルビデオでしたね。
今みたいにネットで簡単に見れる時代ではないですし。
そう、三沢もリアルヘビーでない身体で
あそこまでの身体を造りましたからね。

いやぁ・・ストリートファイトスタイルで
FMWやECWで活躍していた頃の田中を
知っている子の方が少ないのではないでしょうかね?
今の田中の肉体は、もう「鋼」ですね!
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