経済的にこの数ヶ月、とにかくしんどい月日を送っていたので購入が遅れたのですが
このメガデスの新作「ディストピア」に対して賞賛する声が非常に多いのです。
「名作です」「このアルバムに出逢えた事に幸せを感じています・・・等々」
どのレビューを見ても賞賛ばかり。
私もかなり期待して手に入れる日を待っていました。下はリリース前に記事にしたリンクです。
http://blog.goo.ne.jp/tadapyon_1971/e/e4344235ab7b1f1554dba0509dbd4593
かなり期待しますよね。ゾクゾクするオープニングのギターリフ。
そして「ハンガー18」を彷彿させるような流れ。
メガデスが知的派インテレクチュルスラッシュメタルと名乗りながら邁進していた
1st~4thの時代に戻るようなヘビーさです。(1stは知的よりクレージーですけど)
メタリカとメガデスは「ブラックアルバム」「破滅へのカウントダウン」をリリースした時点で
私の中では過去のバンドになってしまいました。この時代、多くのバンドがモダン化、
またはレコード会社にモダン路線を強要されていました。
メガデスは09年の「エンドザゲーム」でハード&ヘビーさを半分位取り戻すモノの
その後の「サーティーン」からまた半音階下がっていくコード進行のベタなメロディック路線に戻ってしまい
再び、全く興味が無くなってしまいましたが、多々の事情
(まあ、マーティーフリードマンの決断が大きいでしょうな)を経て
アングラのキコルーレイロとラムオブゴッドのクリスアドラーが加入したのはご承知の事。
そのメンツでリリースされた今作はレギュラーチューニングに拘っていたデイブムステインの
声の衰えで全音下げチューニングで楽曲が製作され、4thの「RUST IN PEACE」迄の頃の
ヘビーさに戻りました。1音チュニーニングを下げた事で過去に無いブルータルさを出しています。
キコはマーティー時代のように弾きまくるし、テクニカルなデイブのリズムギター&リードギターに
全く気兼ねする事無い程弾きまくり、
ルーツのブラジル音楽を彷彿させるアコースティックな部分も持ち込んでいます。
そして一番関心したのが、クリスアドラーのドラミングですね。
私、ラムオブゴッドのサウンドは存じないのですが
パンテラ路線と聞いていたので、ヴィーニーアボットを彷彿させるようなパワフルかつ安定感、
特に2バスを非常に効果的に使い、このアルバムの持つヘビーさとブルータルさを出す事に対し
非常に貢献していると思います。
ただ!・・・・あまりに評判が良すぎたのからか?脳がとても期待し過ぎてたのかも知れません。
BIG4以外のスラッシュメタルは若々しさとアグレッシブさを40~50代で元気に出しまくる素晴らしい作品を
リリースしまくっていたので「スラッシュ脳」がかなり染み付いた私の頭には何か物足りない・・・・。
知的派のメガデスに1stや2ndのクレージーさを出す事は望んでいない。
ただ、気持ちが盛り上がったのは前半で、途中で緊張感が切れてきたんですよね。
これまでにないヘビー&ブルータルさなのにその理由を探したのですが、全音下げにチューニングし
歌のkeyが低くなったデイブムステインの歌メロにフックを感じられないのではないか?
そう思ってきたのです。年齢的に声の衰えというのは自分がボーカリストなんで自分の事のように分かります。
ましてやワールドワイドでツアーしてきたムステインですからね。しかも、すんごい難しいギターを弾きながら
歌ってきた訳ですし。上手いボーカルでは無いですがこの声を聴けば一発でメガデスと判ります。
元々メタリカのリードギタリストなのでメガデスで歌い手が居ない為
自分で歌い始めたので生粋のボーカリストとは違い
歌の音域は決して広くない。その中でも強烈な楽曲を作って、特にリズムギタリストとしては「単音リフの王者」と
君臨していたので、ムステインはボーカリストより私の中ではギタリストとしての比重が非常に高いのです。
かなり下がったKEYで歌う中、フックがあっても聞き逃しやすいというのもあるかも知れません。
期待が大きかった(脳が勝手に)だけに正直「ピン!」と来ていないのですよね。
スレーヤーの新作は凄いエネルギーだったし。
勿論勢いのスレーヤーとテクニカル&知的のメガデスではサウンドに大きな違いがありますが
もう少し聴き込んで、このアルバムどうしようか?と思います。(ダビングリクエストも結構アリ)
今月、アンスラックスの新作がリリースされます。そして極めつけでメタルチャーチの新作リリースも続きます。
このベテラン達の新作がどうなっているのか?とても気になります。
YouTubeでUpされている視聴動画だけでは
判断するのは難しいのが理由です。
あれだけ、購入者(Amazonのレヴュー)の感想に
目を通すと「買った方がいいかな?」的な
心境になりました。
カバーイラストや動画の世界観は
自分が好むサイバーパンクSFや
ポスト・アポカリプスに通じるものがあったので
尚更です。
ただ、Big4のウダウダ振りに嫌気を感じていた
自分にとっては「Distopia」購入は
博打に近い状態です。
Voivodの新作EPが結構、面白い内容だったので
これに負けないでほしいと思います。
気がしていたのですが。
確かに、前半は凄くカッコ良いです。
他の部分も良い所は結構ありますし、
聴いてみる価値はあるかも知れません。
ジャケットワークもカッコ良いですよね。
ただ・・私タワレコにおいて勢いで国内盤を購入してしまい
アマゾンでの外盤の安い値段を見て結構ガックシ来ています。
まあ、BIG4に関しては大きなお金が動くし
なんせアメリカンドリーム、そして尚且つ非情な世界です。
アンスラックスを始め、最近ではスレーヤーで起きた解雇激は
ある意味仕方無いとも思っております。
VOIVODの新作出るのですか。
楽しみですね!
2枚購入しました。
近いうちにDoomの「ノー・モア・ペイン」と一緒に
送りたいと思います。
かなり、メタル成分を取り戻した感じの
5曲が収録されています。
ここで、内容を暴露すると申し訳ないので
この辺にします(苦笑)
もうバンド終わっちゃうと思ってましたが、
ちゃんと戻ってきましたね。
またスラドミ来るかな?
毎度、ありがとうございますm(__)m