ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

哀愁メタルバンド達は

2008年08月14日 | 音楽
今では当たり前のように哀愁系を楽曲に全面に出してくるバンドが多いですが、

やはり、日本において哀愁メタルバンドとして始めて認知されたのは
76年にアルバム「ROCK CITY」でデビューした
米、NYのバンド、RIOTだと思うのですね。
まあ、1stでは、日本のアイドルが「バイバイボーイ」という曲でカバーした
「WARRIOR」が代表的哀愁メタルとなりますね。
他のPOPな明るい曲でも、やはり何処か、物悲しさを感じる。
88年代後半にRIOTが復活してから
(オリジナルメンバーはギターのマークリアリのみ)アルバム
「THUNDER STEEL」でスピードパワーメタル化し、
これが、大人気を博しました。
アメリカ本国では散々悲しい思いをして、
NYのバンドなのに、ウケるのはテキサスだけ・・。食べれないのですね。
ヨーロッパでは79年に出て来たNWOBHM
(ニュ-ウェーブオブブリティッシュヘビーメタル)の流れにアルバム
「FIRE DOWN UNDER」で波に乗っかりますが。
そして、日本での「サンダースティール」以降の新しいファンを交えた人気。
(もう、今ではオジサン世代になりますがね・・・・)

そして、その時期、ジューダスプリーストやアイアンメイデンをルーツにする
ジャーマンメタルのハロウィン、そして、脱退してガンマレイを結成した
カイハンセンは、ヨーロッパ、メロパワ、メロスピ界のゴットファーザーと
なっていますが、これらのバンドに影響受けた第二、第三世代のバンドが
この哀愁色を出しています。良いバンドも居るのですが、
本当の「哀愁」を感じないバンドも。
(現代という意味での時代ですかねぇ?)

私の中での哀愁メタルバンドとは北欧圏のバンドに多かった「北欧メタル」と呼ばれた
バンドに多かったと思います。
スウェーデンのEUROPE、TREAT、220V、
デンマークのPRETY・MAIDS、ノルウェーのTNT、
オランダのヴァンデンバーグ、ELEGY・・・等ですかね、代表的なのは。

これらのバンドは美しく、物悲しい、
そう、女房に逃げられて、「大したことないさ・・」と笑い、
バーボンをロックで飲み、でも!「背中が泣いている」(!)音楽と
感じます。(TNTの「ライオンハート」ですね)
まあ、もしくは、日本酒にアタリメとか・・・(?)
(演歌の世界ですね)

ので、狙った哀愁だと、「哀愁」と感じないというか・・・・。
こういう「哀愁メタルバンド」とは言われなくても、例えば、J・プリーストの
「BEFORE DOWN」とか、MSGの「神話」の殆どの曲とかに
深い、哀愁を感じます。
プレイしている人達、例えば、RIOTのマークリアリとか、UFO、MSGの
マイケルシェンカー等、哀愁を背負っている人達です。
そういう人が作った音楽ですね。
(勿論、人間皆、多かれ少なかれ、哀愁はありますけど)
アメリカでも、「空洞化現象」と言われ冷遇されたバンド達、大雑把に言えば
メタルチャーチ、ヴィシャスルーマーズ、サヴァタージ、アーマンドセイント
こういうバンドも沢山、哀愁の曲を持っていました。
カラっと明るい、アメリカンロックとかのミュージシャンが「この手」の曲を
狙って作れば、大失敗は目に見えますがね。

まあ、明るい系アメリカ的バンドならアメリカ的な美しい悲しげな
エアロスミスの「DREAM ON」やKISSの「BETH」等有りますが

まあ、哀愁メタルと言われた頃(今では死語か・・・)
こういう音楽は、本当に良かったなぁ・・・と、オジサンちっくに
過去を振り返るのでした・・(うん!良いモノは良い!)

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4 コメント

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哀愁メタル (micha*)
2008-08-13 12:02:59
いい響きです...
この言葉を耳にするだけで、うるっときちゃいます

太郎さんのおかげで、PIOTの音源に興味を持ち、実際購入に至った訳ですが、『Thundersteel』は哀愁の詰まった本当にいいアルバムだと思います☆
(その節はありがとうございました!)

太郎さんにとってのマイケルはやはり『神話』なのですね(^_-)
私はやっぱり『神』です!(笑)

ちなみに、ジューダスは『運命の翼』に哀愁を感じます
(だから、このアルバム大好き!)

ところで、私の場合、エアロで唯一好きなのがDream Onだったりします(笑)
返信する
micha*さん (太郎)
2008-08-13 19:33:58
「哀愁メタル」という言葉はRIOTの為にあるように
感じますね。
この後の「プリビレッジオブパワー」迄の
7作は自信を持ってお薦めできますね。
ファンには賛否両論ですが、ボーカルが故レットフォリスター時代の曲は
もう、哀愁そのものです。
声質もソウルフルなゲリバデという感じですかね。

MSGの「神話」はやはり不動ですねぇ。
しぇんか~さんと同じですね。
私にとってマイケルの作品においてNo1の
アルバムです。(当時の心理状態も含め)

プリーストもアルバムの中にバラード等で
素晴らしい哀愁の曲あります。
4thの「ステンドクラス」収録の「死の国の彼方へ」の
中間でのグレンティプトンの最高のギタープレイと
ファンの中でも言われることのある名曲です。
エンディングはKKで
ビーフォーザダウンはその次のアルバムでソロはKKです。
返信する
うわあ、好きでしたNarita (nao)
2008-08-16 13:50:34
はじめまして~
 momoさんとこからきました。Jさんとこでも拝見させていただいております。
Painkillerすごいですね!感激しました。

 RiotのNaritaのジャケを見て、うれしくなって書かせていただいているのですが、昔はじめて、この曲を聞いたときに何てかっこいいんだろうと思って何回も聞いていたのを思い出しました。
太郎さんのおっしゃる『哀愁メタル』私も好きです♪

10/25出られるそうですね。
応援しています
返信する
naoさん (太郎)
2008-08-16 20:41:26
いらっしゃいませ

ペインキラー聴いて頂いたのですか。
これはこれは、有難う御座いますm(__)m
感激!?ですか?(恐縮です)

Narita、良いアルバムですね。
プレビレッジ~までは殆ど好きです。
本当はJさんとのメタルタイガースで
「Narita」やりたいのですがねぇ。

05年に観に行った時は少し、Narita、やったかなぁ?
ウォリアーに続く序章だったかもでしたが。
アウトローはやりましたよ。

10/25、私も出演する事になりました。
応援、有難う御座います。
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