ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

色んなラウドネス

2007年05月11日 | 音楽
81年に「誕生前夜」でデビューしたご存知ラウドネス。
ギターの高崎とドラムの樋口は既にアイドルグループLAZYでプロのキャリアが
あったし、ボーカルの二井原もアースシェーカーでベース、ボーカルを
やってました。実力は既に日本TOPクラスでした。
メンバー達も言ってますが初期3作はあまりアルバムという感じではありません。
「誕生前夜」では不可解な変拍子や展開をしていたし。
スリープレスナイトなんかは「きぶんしだいどぅぇ~」というフレーズに
失笑してしまいます。「インザミラー」はカッコいいです。
次作の「ディスイリュージョン」から本格的メタルバンドになったと思います。
クレイジードクター、エスパー、ミルキーウェイ、アレスの嘆き等
バランスの取れた秀作だと思います。
元MR・BIG、レーサーXのポールギルバートはこのアルバムから多大な影響を
受けています。本人はアルバムB面4曲目を、「パクった」と暴露してたし。
次のサンダーインジイーストで全米に本格進出しクレージーナイトが
全米チャート上位にランクされる偉業を達成しました。
段々、アメリカナイズドされた「シャドウオブザウォー」「ハリケーンアイズ」
という作品のリリースとなりました。
私は「シャドウオブザウォー」がリアルタイムで滅茶苦茶ハマりました。
テープ聴きすぎました。レットイットゴーなんかもバンドでギターやったり。
ただ、当時、周りは熱狂的ラウドネス信者か、所詮ジャパメタとバカにする
人間と両極端でした。あまり大声でラウドネスが好きと公言出来る
世代ではありませんでした。
ジャパメタ終息期で今度は「イカ天」によるレベルの低いバンドが
沢山出てきて・・・・。(人間椅子は好きでした)(あの初代イカ天キングも)
ラウドネスはその前に「ハリケーンアイズ」をリリースしてました。
これが、アメリカでサッパリ売れなかったんですね・・・。
サイン会やっても誰も人が来ない、レコード会社の援助も無く。
1曲目の「SDI」これぞ、スピードメタル!という名曲です。
2曲目の「ディスロンリーハート」もとても良い。
そして、私は3曲目の「ロックンロールジプシー」でズッコケるのでした。
この曲が好きな人は多いと思いますが、私は体が拒絶反応を示しました。
出だしの「カモーン!」でまずズッコケ。曲も進行していく内に
「日本人が頑張ってアメリカナイズドされた曲を作りました」的に
聴こえたのです。ので、未だにこのアルバムは初めの2曲しか聴かないのです。
「レットイットゴー」なんかはもっとスマートなアメリカナイズドされた
曲だったのに・・・・。
そしてボーカル二井原の脱退。
私事ですが、私の歌は初期二井原とかぶると言われる事が多いです。
特に日本語。後ろに引っ張る歌いまわし。要するに、私の歌も
ズッコケられてる訳ですが(ニイちゃんと比較するなんてある意味、光栄ですわ)

そして、後にイングウェイのバンドに入る元オブセッションのマイクベゼーラが
加入しました。最終的には言葉の壁もあり脱退するのですが
マイクが加入した「ソルジャーオブフォーチュン」(89年)は個人的に
アルバムとして一番まとまって、ブリティシュメタル路線に戻ったと
思います。アルバムリリース前の武道館公演、タダ券貰ったんで観に行きました。
初、生ラウドネスでした。高3だったなぁ。
「SDI」でスタートしたこのライブ・・・会場は閑古鳥が鳴いてました。
でも本当に凄い音量だったな。暫く耳が痛かったし。
マイクベゼーラも凄い声量で。MCはひたすら「アイシテマス!」だったけど。
ソルジャーオブフォーチュンや、デンジャーオブラブ、私ライブで歌いました。
血管切れそうです。(japametalさん、このあたりの曲、次のライブでの
候補として如何ですか??・・・業務連絡)
昨夜田舎に置いてあるYG誌89年10月号では3シングルコイルのキラーギターを
抱えてる高崎が表紙でした。(だから今、この記事書いてるのですが・・)
次のセルフカバーを含めた「オンザパウエル(?)」だっけな?
BURRN!誌では確か72点でした・・

その次、第三期と言われる、元EZOの山田正樹、元Xの沢田タイジを迎えた
「ラウドネス」大胆なモダン志向で、正直、カッコ良いです。
個人的にこの頃のラウドネスが一番カッコ良いと思います。
山田の個性的でヤミつきになるダミ声、沢田のグルーブ感タップリの
ベース。メタルタイガースでも「スローターハウス」「ブラックウィドウ」
やりました。(個人的にも歌いやすいので是非また!!業務連絡②)

http://www.youtube.com/watch?v=-eQwb-8rGHk

このアルバムで元々の正統派ラウドネスファンは相当嘆いてました。
逆にラウドネスをバカにしてた輩はこの新ラウドネスを
「カッコ良い!」と評価するのでした。

しかし、この後のラウドネスは・・・もう言葉も有りません。
高崎晃の志向に付いて行けなくなりました。
いつの間にかアンセムのリーダーでベースの柴田直人が加入してたり
元EZO、浜田麻里のドラマー本間が入ってたり・・。

01年に「輪廻転生」でオリジナルメンバーでラウドネスが再始動しますが
これまた、私はズッコケました。前居たバンドの夫婦はCDを購入し
散々後悔したそうです。(私はレンタルで良かった)
何故か評価されているこのアルバムですが、途中でお経の様な歌に
ダルくなってしまい・・・このCD、2回しか聴いてません。
その後もファンに媚びず、独自の新たな路線で活動しヨーロッパでも
ウケているこのラウドネス・・・・、ジューダスプリーストの様に
元のスタイルに戻ってくれないかなぁ・・・・。

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6 コメント

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micha*さん (太郎)
2007-05-11 17:28:45
そのマイケルとの対談、私、持ってます。
当時、高崎のメインギターであるランダムスターを
ロックしたらチューニングを変えられなかった
フロイドローズアームをマイケルはよく思って無かった事、
「誕生前夜」に対しても、褒めることが出来なかった
素直なマイケル・・・。

レイジー時代、高崎は白いFVをメインに使ってましたね。
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老頭児さん (太郎)
2007-05-11 17:24:18
ハリケーンアイズが好きな方は沢山いらっしゃいます。
私は「SDI」が入っているだけで、もう十分
このアルバムを満喫できました(笑)
Jさんとのバンド「JAPAMETAL」でもこのSDIは
やりましたし。
後、皆さんが好きな「サンダーインジイースト」も
あまり・・・なのですよ(好きな方、すみません)

しかし、沢田タイジが抜けてからのラウドネスは
もう何が何だかサッパリ理解出来なくて・・・。
ベストやらライブやら作品も多すぎますし。
やはり「デイスイリュージョン」の頃に
戻って欲しい、と・・・個人的に願ってます。
返信する
しまさん (太郎)
2007-05-11 17:17:56
私、そのオンジパウエルは聴いた事ないんですよ。
ミルキーウェイのセルフカバーが入ってるという事で
期待してたのですが、「BURRN!」の点数を見て
買う気が無くなってしまい・・・・。
ただ、音楽学校に入った時、クラスメイトの
ドラマーは好んで聴いてました。
そいつはキングクリムゾンを好んで聴いてたんで
ドラマーとしてリズムに何か関心が行くモノだったのかも
知れません。
「ラウドネス」では高崎はファンキー系の
カッティングしてましたしね。

おにぎり型ピックはダメですか・・・。
昨年の楽器フェスティバルでフェンダーの
エキストラヘビーのピックを沢山貰ってきたのですが
これはそんなに厚くありません。
前職で営業マンしてた時、お客にピック屋が居たので
色んなピックをサンプルという名義で沢山ガメて来たのですが
(ピックへの箔押し、大変です)
引き比べても、このフェンダーは行ける気はします。
特に16分のカッテイングです。
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ラウドネス (micha*)
2007-05-11 17:17:49
前身のアイドル バンド、レイジーの後に結成されたメタル バンドであり、ギターのタッカンが師と仰ぐ(?)マイケルとのYG対談を実現させた‥‥

私の知識はその程度です
(すみません‥)

でも、その昔弟が―
‘日本のメタル バンドって馬鹿にされがちだけど、ラウドネスの1stは結構ええで’と語っていたのが懐かしく思い出されます‥

世界まで進出していたとは―
凄いです
返信する
オリジナル末期 (老頭児)
2007-05-11 13:25:25
私はハリケーンアイズが一番好きですけどね。
シャドウズ~ハリケーンは相当聴きました。
撃剣霊化も良く聴きます。エスパー最高!

二井原抜けて、山下抜けてって頃に何となく
聴かなくなってしまいましたね。マサキとタイジの
編成以降は買ってません。オリジナル復帰第一弾
買ってずっこけたな~。

同じバンドのファンでもこうやって意見が違うのって
面白いですよね。
本当にペインキラー的な原点回帰してほしいものです。
返信する
マイク (しま)
2007-05-11 10:59:52
私はマイク期のLOUDNESSが一番好きでして、
ON THE PROWLはかなりツボです。
(あの路線、しばらく続けて欲しかったんですよね。)

http://www.hvymetal.com/artist/275.html?275

マイク期のLOUDNESSって、
邪道って言われてるかと思えば、
結構人気があるんですね。

しかし、ON THE PROWLに関しては、
リンク先には新曲がつまんないなんて書かれてますが、
アレが解らないヤツは、
リードギターしか聴けないイモです。(笑)
このアルバムの新曲の醍醐味は、
ファンキーなリズムギターにあると思うんですよね。

って、まぁ、趣向なんて人それぞれなんですけどね。(^^)

あ、前記事の話ですが、
おにぎりピックは、どうも苦手でして・・・・
厚みは何とか薄いのでも問題なくなってきましたが、
形はやっぱりティアドロップス型じゃないと、
弾きにくいですねぇ・・・。(T T)
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