ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

AION 「HUMAN GRIEFIMAN」

2018年11月02日 | 音楽
私がこのバンドを知ったのは高校生の時、
ジャパニーズスラッシュメタルバンドのコンスピレーションが
メジャーレーベルかしら?インディー店では無く
普通のレコード屋さんでLPが売られていて
ロッキンfで特集&宣伝していて、他にはDOOMとかどのバンドだったかしら?
ローズローズとかパンクハードコア系も参加していましたな。

その流れでジャパニーズインディーズスラッシュメタルバンドが
一挙に特集されてその中にAIONも含まれていました。
そんなに大きな扱いでは無かったですが、後にX-JAPANの対抗馬として
売り出される、映像の通りヴィジュアル系スラッシュメタルになっていますな。
X-JAPANの様なキャッチーさは感じませんが。

AION - Think Ever After (1992)


後のヘビーメタルバンドはそんなにハデなメイクをしなくて済むようになりましたが
(OUTRAGEやUNAITEDとか)
この頃、日本の代表的実力バンドのDOOMなんかステージ前に金網張って
あの白塗りメイクでスラッシュメタルの枠に納まらないアヴァンギャルドな
マニアックな音楽やっていますが。

このAIONは、所謂ジャパメタをスラッシーにした作品に
この1STアルバムが製作され、当時x-JAPAN以外にも人気だった
ガーゴイルや不幸な観客死亡事故で活動不能になったCOLARとかと
同じカテゴリーに入っても良いかもなアルバムかも。
アウトレイジ達と違い、そんなに欧米と同化しないサウンドというか。
当時、このアルバムは国内のインディーチャート1位を記録したみたいですし。
そして個々の演奏スキルが凄く高いですね。
後のアルバムでもファンク的曲が出て来ますし、やはりこの頃のバンド達は
色々と演奏、プレイのレベルは燃えろ!誌に叩かれる程低くは感じません。
ギタリスト目線でIZUMIのギターは幅が広いですし、ベースもしっかり
ボトムを支え、この頃は吐き捨て方の歌詞の音数が多いNOVのボーカル。

昨年かしら、UNAITEDの故横山氏の三回忌イベント
ダスクフェスを新宿ロフトで観ましたがVOLCANOで
元ガーゴイルの屍忌蛇とやっているNOVが今メインのバンドで観ましたが
このハスキーな声を生かし、そしてビブラート奏法もガンガンに
凄く高い歌唱力の歌を聞かせていました。(フロアはデンジュラスでしたが)
かなり前にNOVは「ヘビーメタルサミット」か、
お笑い芸人のアホの坂田師匠の真似しながら登場し、
POPな曲を素晴らしい歌唱で、聴かせてましたね。
(当時のYG誌の付録DVDで。正直若手ギタリスト売り出し過ぎでウンザリ感も)
その当時若手だったShuや大村、ガーゴイルのケンタローや
売り出す前の女性ギタリストEITA(諸事情)とかとギターソロ回ししながら
ベテランの味を聞かせてました。ボーカルのレッスンも持っているみたいで。
まだ大化けする前のANTHEMの坂本英三みたいなケースかしら?

と、歌詞もジャパメタ感満載のまま、初期作品ですね、
結成はもっと前の83年みたいですが、雑誌で観たのは86年位かしら
当時の時流もあったでしょうが、確かに派手なメイクを維持したまま
ある意味、X-JAPANの対抗馬的に売り出されたのが判りますね。
コレをキッカケに後メジャーシーンに出てた事は
今回初めて知りました。(暗黒の90年代でしたので)

(今回も沢山頂き、有難う御座いましたm(__)m)

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ハービーハンコック エレクト... | トップ | フリードマン BE-OD »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2018-11-03 00:02:06
私はメタル所か、ロックに関心無くなった時期もあるので
解らないでもないです。ただ極めた気持ちは一度も無いですが。
まさかAIONやガーゴイルに関心をお持ちになるとは。
と、色々アヴァンギャルドな音楽をアンテナ張って見つられていますが。
AIONはバンドの演奏力が高いですし、走りまくるYOSHIKIとは違う感じがします。
やはり80年代後半のジャパメタ感からXーJAPAN寄りなサウンドにも感じますが
とにかく若いエネルギーを爆発させまくっていますね。
今のこの年齢になって感じるのがスレーヤーの1stクラスのモチベーションにも
似ているかもしれせんね。殺傷能力というか。サウンドもエッジが強いですしね。

消えていくのは、やはり時流というモノが絶対有ります。
この後、より女性の心を掴む歌詞のV系が沢山出てきますし
例えばメンタルヘルスの女性の心を掴んだジャンヌダルクとか。
ヘビーロックシーンはラウド系、ドゥーム系が人気でしたし
BIG4達も時流に沿ったダウナーなサウンドに融合しつつ生き残って行きましたし。
ラウドネスのニイちゃんが「俺みたいなシンガーは要らないんだ‥‥」と
真剣に引退を考えた気持ちも解らなくはないです。
返信する
まさか…二十数年後に (ぶりぶりざえもん)
2018-11-02 03:12:32
彼等に興味持つとは思いもしませんでした。

前回のゲイリー・ホルト謁見以降、
メタル熱が急激に下がりだした頃、
メタルから手を退く前に
日本勢にも目を向けないといけないと思い
目に入ったのがAionとGargoyleです。

実際、「格好いい!!」アルバムです!!(悲鳴)
Slayerの禍々しさとMegadethの刺々しさが
同居してる感じですね。
こっちの方で一方的に話を進めると
太郎さんがネタに困ってしまうので
抑えていきます(苦笑)

ただ、これだけ素晴らしい作品を出したのに
何故、表舞台から姿を消さざる得なくなったか
検証/議論が出来れば幸いです。
返信する

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事