フェンダー ジェフベックモデル色々

写真はジェフベックのギターを使っているマスタービルダー
トッドクラウス製のドンズバ・ジェフベックモデルです。

近年、往年のジェフベックの曲をやる機会が増えたので、
ジェフベックが使ったフェンダーのストラトを色々思い出しました。
（私のイメージはテレギブとストラトですね。サンタナ、ルークとやった時はテレキャス）

ＵＳＡ、カスタムショップ製、
マスタービルダー、トッドクラウス製と、

私がインパクト強かったのはスティーブルカサー、ニールショーンとやった
キリンの野外ライブで使っていた黄色ストラトですね。
あの色は鮮やかでしたねぇ。
数年前、お笑いコンビ品川庄司の庄司の方がフェンダージャパンの営業修行し
最後に庄司プロデュースのバスウッドを使ったＳＳＨのストラトを完成＆販売するのですが
品川がチョイスしたのは黄色でした。
滅多に黄色いストラトが無いと。(野村義男位？)

年代によってネックの太さが違いとも聞きます。
スコットヘンダーソンとアメリカの学校で授業後講師のスコットと
ギターバトルしていたという京都の女性ギタリスト安達久美が
91年製のジェフベックモデルを使っていたと。
この年のジェフベックモデルのネックは極太だったと伺いました。
手の大きさの問題もある女性ギタリストがそのギターを使い
日本人レディースギタリストの先駆けとなりましたが、
上手い人ですしね、あえてそのギターを選んだのでしょう。
（この人のネット配信動画を観て今まで判らなかったＴＯＴＯの「ロザーナ」を練習しました）

Adachi Kumi club PANGAEA with RikuTaira 【Lose Control】


ネックはサウンドを決めるのに大きなファクターですしね。
それぞれそこそこな肉厚がありましたが、イメージ的には６３年のストラトを
意識しているそうな。
ローズウッド指板がラウンド貼りのモノですね。

以前、しまさんがフェンダージャパンのストラトをジェフベックモデルに近づける為
カスタムショップ物が買えるくらいお金をかけて改造されていました。
そこで、行きつけの楽器屋さんのオーナーに色々伺った様なんですが

当時、ＵＳＡ、カスタムショップ製（Ｃ／Ｓ）、マスタービルダー物（マスビル）と
３種類出ていましたが、１０年前位、ＵＳＡで２０万円前後でしたね。
やはりあのオリンピックホワイト？の色に惹かれるというのもありましたが
（本当はヴィンテージホワイト好き）
しまさん情報ではやはり木材に相当な違いがあるそうでした。
この事、１０年前にコメント頂いたのですが、私の腕前の問題もありますが・・・・（汗）
ジェフベック本人と同じくマーシャルＪＣＭ２０００に繋げられて弾いたのですが
チョイ・・・・ピンとくるモノが無くて。
そしたら横でＨＩＳＴＯＲＹを試奏していたピロピロ兄さんに挑発？されて
もう弾くの嫌になってしまいました・・・・・。
この頃、露骨にＵＳＡ、Ｃ／Ｓ、マスビル物とやたら３種類に分けて
フェンダーは売り出していましたね。
私の好みの問題ですが普通のＵＳＡのストラトもまだ１２万円弱で買えた頃
１０本試して３本気に入るか？どうか？という感じでした。
（山野楽器オーダーの５７、６２年モデル良質という事だそうで）

renkinさんに以前頂いたコメントではＣ／Ｓ製もマスビルが使った木材
所謂マスビルモノにＨＩＴするとラッキーというそうで・・
実際、私はゴツいウィルキンソンナットが付いたトッドクラウス製作の
ジェフベックモデルを弾いたのですが、これは流石に・・・
何時間でも弾き続けたくなるモノでした。
当時で６４万円位・・・・決算セールで５５万円でしたな。

しかし今の経済や楽器離れの日本でどれ程マスビル物が求められるか？
お金持ちの方をターゲットかしら？？？

まあ「弘法筆を選ばず」とも言いますが、ジェフベックが弾いたら
大して気にならないのかも？ですね。
昨年、漸く初めて生ジェフベックを観ましたが、まあ神がかりなトーン＆プレイでしたねぇ。
選曲が新作メインというのは残念でしたが。

アルバムで有名バラードを収録していた頃、
サンタナの「哀愁のヨーロッパ」をカバーした事からＫＯＲＧからＰＲＳを
提供されてＰＲＳを弾いているのを写真でよく見ましたが
契約が終ったのか？ふと、安達久美譲が弾いたいた
女性の手の大きさで極太ネックと呼ばれていたそうな？９１年製の
ジェフベックモデルを弾いていたのを思い出し、ジャズロック期のジェフベックを
プレイしているこの近年、ジェフベックモデルで弾いたら、あの短いアームとか
アーミングも私のヘタなボリューム奏法も面白いのかな？とか思った次第です。