アンヴィル 「夢を諦めきれない男たち」観てきました

週末なのに閑散としている千葉の繁華街、富士見町の映画館で
このアンヴィルのドキュメンタリー映画を観て来ました。
正直体調不良だし観れないかなぁ・・・と思っていましたが
一念発起？レイトショーで観てまいりました。

良かったですねぇ。
お客さんは10人も居なかったですが・・・
十分笑わせて貰い、心にくるモノがありました。

良い映画でした。
３０年、夢を諦めないで音楽を、ＡＮＶＩＬを追求する
ギター、ボーカルのリップスとドラマーのロブの友情。
私、８３年の「フォジドインファイアー」のＬＰを持っていますが、
まだまだ若々しいかった彼らが
今５０歳を過ぎて、ロックスターになるんだ！という夢。
気持ち的に共感出来ます。
音楽の世界で生きて行きたいと思った人間は一度は思った夢でしょう。
特に、私はアンヴィルと同じ音楽の方向性の曲を作ってきたしで。
レコード会社に蹴られる所とか、見ていて痛かったです。

映画 『アンヴィル！夢を諦めきれない男たち』 予告編


ボーカルのリップスは音楽以外は「クソみたいな人生だが」と
映画で言っていましたが
私は健康で好きな事を売れなくてもやってこれて
二度もひのき舞台に立て、貧乏でも、
おまけにそれを理解してくれ、応援してくれる家庭がある。
コレは音楽の成功以上に幸せな事ではないかな？と思ったりしました。

０６年のラウドパークにも来日していたのですね。

リップスが言っていた、「人間誰でも歳を取って、顔の皮はたるみ、腹は出てくるんだ！」
その言葉を自分のお腹を見ながら噛み締め・・・（汗）
（私、軽い摂食障害もあります）
ロブが言っていた「人生なんてあっという間だ」という言葉を
これからの参考にしたいと思いました。

それにしても、リップスが興奮して昔、競演した
マイケルシェンカーやカーマインアピス、トミーアルドリッチに
話しかけてあまり相手にされてない光景・・・・
元来マジメなリップスが合わない過激な内容のテレフォンアポインターの仕事をやった時・・
１０人位しか居ない映画館の笑いを奪って行きました。