ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

心が折れないギターの重さ

2021年11月06日 | 楽器
コレ2年前位前にもネタにしたのですが
年齢、怪我、スタミナ等で重い荷物がシンドイという事は
当然多いですよね。女性なんか特に。

元々、腰痛持ちですが、頚椎捻挫、今度はヘルニアの入口となり
重たいギターを使用するリスクを気にしてます。
いやぁ、キツい。コロナ禍でアチコチ怪我が増えました。
ベッドのマットレスも悪かったです。
本日リハーサルですが、兎に角スタジオ、ライブ会場迄運ぶ機材のしんどさを
近年、痛感中です。一応車は所有しているのですが、
今は車で行くリハスタは使っておらず、ライブの現場も少ないです。
駐車場が無料、又は安い所で無いと金銭的に持ちません。今ガソリンも恐ろしい値段ですしね。

最近はリハーサルが全く無くなったバンドのリハーサルが池袋でした。
ターミナル駅なのにバリアフリーでは無い。
たまにガラガラにギターや機材を乗せていくので、幾たびに疲れ怪我を。
駅から暫く歩きスタジオ着き、そして急激な階段を登り降りしたら
演奏前に力尽き心折れます。セッティング休憩含め5時間はリハしたい。
そして重たいギターは避けたい。エフェクターボードも持って行きたくない‥。
重たいギターケースも持ちたく無い、又は背負いたくない。しかし機材は大切。
ジレンマに悩むそんな方は多いのではないでしょうか?

写真はある意味、人生の夢だったレスポールスタンダード。
購入後、「コレは人生最後のギターです!」なんて大ウソこきました。
当時はホントそんな気持ちでしたが、何だろ、憧れを満たした後の
若気の至り。ココからギターヲタ的な路線に。その後何本購入したろう?
今は電車で一本、駅近スタジオ、またはライブ現場としても
レスポールは持って行くだけでクタクタ。冬場はかなりキツい。
が、今はヘッド折れが滅茶怖い。
ウチの体重計で4,9kg。オマケに数カ所くり抜かれているというのに。
確かにギターの重みでサウンドが全く変わると思います。
特にレスポール。ホワイトアッシュの初期型テレキャスターはどうなんだろ?
ジミーペイジの様にテレキャスターからレスポールに移行した人も居るし。
ボディー、ネックの重みでサウンド、そしてサスティーンが違ったり。
そこはYAMAHAの代名詞SGをサンタナ日本公演の一部で使って貰い
カルロスサンタナの返事は「私はロングサスティーンを必要とするから
重いギターじゃないといけないんだ」とSGが残念な形で返ってきた事。
YAMAHAは頑張ってSG175だったかしら?をベースに頑張って開発進め
サスティーンブロックとT字スルーネックを開発し、
ブッダSGで念願のカルロスサンタナとエンドース契約でメインギターに。
サンタナ好きな私ですがカルロスサンタナのギターイメージはPRSでも
ギブソンレスポールでも無くYAMAHAのSGなんですよね。
76年製の重いSG2000と出逢った時、サンタナの曲をベンドしたままロングトーンで伸ばしたら
たまたま上手く行ったのか?エンドレスフィードバックが出て感動しました。
と、今はPRSのサンタナモデルが主流なのに、今のサンタナモデルの軽さに
ビックリしました。(それでも4年前位)木材の枯渇でマホガニーの密度が
以前と同じには行かなくなったのでしょう。違うギターに感じました。

ギブソンカスタムショップのヒストリックコレクションが注目、話題を集めた
00年代、4,1kg以上の木材、又は出来上がりがその重量を超えたモノは
検品で省くというシステムとI辺の店員さんに聞いた事が有りましたが
省かれたギターの勿体無い事。コレ、以前もシェアさせて頂いた動画。

【デジマート地下実験室】レス・ポールの音は重量によって変わるのか?〜実験1:重量違いの59リイシュー5本+オマケ


此方は対談型。ここの動画は結構観ます。
ギターの重量で音は変わります?【ギター屋funk ojisan切り抜き動画】


今、3kg台のギターがラクチンで精神的にラクです。純日本人体型で。
最近は一番付き合いの長い劇薄ボディ&ネックのアイバニーズS540FMが調整成功したので
持って行くのですが、薄く重量が軽いせいか、アンサンブルの中でミッドは有るのですが
ローが足りないんですね。機材で調節するのですが、今、手持ちの機材では上手く行かない。
3kg切っていると思います。
しかしデモREC等では今も活躍出来るのですが、
演奏する曲の種類にも寄りますが、チト迫力不足に感じたり
アンサンブルで音が聞こえない事も。
しかし軽くてラク、というジレンマ。
10年間メインギターに使っていたPRSカスタム22がモディファイ後、
音が変わってしまい今は持って行って無いのです。
上手く行けばヒスコレ以上の音が出るのに‥と。

某ギターコミュニティでは、やはり重いギターがバンドでシンドくなり
軽いギターを購入、または買い替えたという方も多く目にします。
今はDAWソフトで自宅で気楽にREC出来る時代ですから、金銭面で心配無ければ
家弾き用、又はREC用と使い分ける事が出来ると思いますが。
私は今、中々‥コロナ禍で金銭面での心配は大きくなり、
尚且つヘルニアか坐骨神経痛かも?だと、日課だったウォーキングもSTOP中です。
日常生活でも姿勢を気にして、ストレッチも気をつけてます。
このギブソンレスポールは30代にして初めてのギブソンという思い入れも有り
最も手離したく無い一本なのですがね。

以前、同じ系のネタを記事にした時、
軽いギブソンSGをメインギターに変えたという方からコメントを頂いた事が有りました。
中にはエレキギターは重くなくてはいけないという持論をお持ちの方も
多くいらっしゃいますが(山本恭司とか)
現実問題、深刻な悩みとなってきました。
機材的には軽くて丈夫なセミハードケースが欲しいですね。飛行機で
預けても大丈夫?な位の。鉄板入っているサドウスキーのセミハードケースは
安心感有りましたが、コレも腰痛め体力消耗しましたな。

さて、文を短くしようとして結局長くなる‥

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14 コメント

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加齢 (道楽親爺)
2021-11-06 07:10:37
太郎さん
同感です。
若い頃にはそれ程気にならなかった重さですが、歳を重ねると気になりますね。
今では音よりも優先順位が高いです。
所有ギターで1番重いのは4.48キロです。
持ち上げた瞬間に心が折れます。
肩に掛けてもめり込む感じさえします。
座って弾いても気になります、辛いです。
学生時代はそれをハードケースに入れて電車で移動していたのですから凄いです。
それにしても同じレスポールでもかなりの重量差が有りますが、本当に同じ材質なのか?と思います。
くり抜き仕様で4.9キロは凄いですね。
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Unknown (Home In My Shoes)
2021-11-07 18:15:43
こんにちは(*´ω`*)。

地下実験室、面白いですよね(*´ω`*)。この動画、実は違いが全然わかりませんでした。レスポール・ジャズですら・・・。

一方のファンクオジサン(こちらも時々見ます)、重いギターは共振がないという話、ふーんそういうものなのか、と。

サンタナは「サスティンが欲しい→重くして」ってことだったと思うのですが、合ってますでしょうか?

重いほうが音が伸びるような気はするのですが、我ながら怪しいです。そもそもそんなでっかいアンプでロングトーンなんて弾く環境でも場面も腕前もないし(*´ω`*)。

持ってるテレとSGだけでは、テレの方がサスティンないですね、さすがに(*´ω`*)。なんの参考にもなりませんが。重さは3.6キロくらいです。SGは4.6キロ。

太郎さんのように機材を持って移動してステージに長時間立たれることを実際にされていると、重さ問題は深刻ですね。現実問題、S540がライブでも及第点になるといいですよね。ホント。
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道楽親父さん (太郎)
2021-11-07 23:05:05
重たいから、悲しい事に体アチコチにガタが来たり
体力消耗が激しかったりしますねぇ。
前は山手線の中で右手にハードケースギター、左手にアンプだったりだった訳ですしね、
ある意味、若さの特権だったのか?ローディー職やってた人達が20代だから出来た
そう言っていたのも分かります。約4,5kgも重たいですよね。
元々欧米人の体に合わせて造られたモノですし。
ヒスコレが10年以上前には4,1kg基準というのも中々バランスの取れた重量というか。
それでも今では腰痛のタネです。カスタムとかだと大変です。
約5kg+セミハードケースで背負うのは腰痛悪化させたかもです。
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Home In My Shoesさん (太郎)
2021-11-07 23:21:45
こんばんは。
この動画、やはり軽くなって行く程ブライトになってくる様に感じます。
私もファンクオジサンの動画よく見ます。其々個人の見解もあるとは思うのですが、
会話中出てくる、本当に意図したホローチェンバードのレスポールは私は好きでした。
エアー感も有り、ODかけたらコレまたロングサスティーンで。
悩んでいる内に売れたYAMAHAのSGは4,8kgでした。
テレは造りやパーツでサスティーンというタイプでは無いかもですね。
ピッキングの音が誤魔化し効かないというか。サスティーン伸ばすには
パワーの有るツインブレードタイプのPU載せると伸びるとは思います。
昨日、ホント近所でリハでしたが、それだけの距離と3時間の演奏だけで
腰痛が‥左脚痺れております(>_<)
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太郎さん (道楽親爺)
2021-11-08 20:23:10
何時の頃からか重量表示が普通になりましたね。世界的な傾向なので皆さん気になさる様ですね。
軽い方が楽なのは間違いないのですが、音に関しては軽いのも重いのもそれぞれの良さが有り、好みもあるし一概にどちらが良いとは言えませんね。
軽い方がブライトな傾向が有るとは私も感じます。
チェンバードは経験が有りませんが、これも否定するのは如何なものかと思います。
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道楽親父さん (太郎)
2021-11-08 20:32:24
スポーツ界の例えば総合格闘技、ボクシング、プロレス
段々、小柄なウェイトが人気にもなってきてます。
本場アメリカでそうなので、木材事情も含め何と無く以前よりはゴツいモノには出会わないです。
エフェクター等で出音調節は出来るしで。
私個人は上の方へコメントで書きましたが、特にホローチェンバーとして造られた
ギブソンレスポールは好きな音でした。一時期レスポールスタジオでも採用され沢山売れてましたし。
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太郎さん (道楽親爺)
2021-11-09 14:57:47
ウルトラ・モダン・ウェイト・リリーフと言うのがそのチェンバードですか?
軽くて、しかも音響的に有利な物だとすると否定する必要は無いと思います。
ギブソンの主張だと余計な手間が掛かるので決してコスト削減理由では無いと主張しています。
その通りだと思います。
これがダメならストラトの弁当箱ザグリも非難されるべきかと。
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道楽親父さん (太郎)
2021-11-09 16:33:20
「今回のこの記事」においてウルトラモダンウェイトリリーフという
くり抜きの事を否定している文がありますか?
私は「ウチのレスポールは4,9kg。おまけに数カ所くり抜かれているというのに」と書いてあるだけです。
私はこのウルトラモダン〜のサウンド気に入っておりますが、記事の主題は体に耐えうるギターの重さの事です。
道楽親父さんが仰っている事は世の一部の認識にある見解を書かれているのか?
それとも私に対してでしょうか?
ウルトラモダン〜を非難する気も有りませんし、弁当箱ザグリを非難する気も全く有りませんが。
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Unknown (Home In My Shoes)
2021-11-09 19:54:42
弁当箱ザグリって名付けた人はグレエトですよね(*´ω`*)。

森園勝敏さんが、昔のギタマガのストラト特集だったか「あの音は全部偶然の結果みたいに思えたりする」「ひょっとしたらセミアコって呼んでもいいかも」とかユーモア交えて語ってましたっけ(*´ω`*)。

レスポールも期せずしてストラトの良さが少し取り入れられたのかな、って感じも少しいたします。無理やり解釈かな(*´ω`*)。
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太郎さん (道楽親爺)
2021-11-09 20:00:02
いえいえ、決してそんな事を申した積りは有りません。
世間一般では否定的な意見が多いと言う事です。
ギブソンが後ろ向きにギターを作るという事はしないと願っているだけです。
誤解を招いた様でしたらお詫びします。
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