ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

ジャコパストリアスの映画「JACO」観てきました。

2017年01月08日 | 音楽
私が一番好きなベーシスト、ジャコパストリアスの
ドキュメント映画、観てきました。
立ち見でした。
昨年末、同じ新宿シネマートで「SAXON」を観た時は大シアターに
観客が私含めおじさん10人位でした。
今回の「JACO」上映一時間以上前にチケット買いに行ったのですが
こちらはミニシアター、座席券は売り切れ既に立ち観席だけ、
しかも整理番号は後半でした。
恐るべしジャコ人気。お客さんはやはり中高年が圧倒的。
1週間位上映していたのですかね?最終日だけ夜のレイトショーでした。
前方の廊下で観ました。


映画はビックネーム出過ぎました。
カルロスサンタナ、ウェインショーター、アルディメオラ
マイクスターン、フリー、ブーツィーコリンズ、
ハービーハンコック、メタリカのロバートトゥルージロ、その他大勢。
最後にはメタリカのライブ迄流れる・・・。

フロリダの貧困層で育ち、普通のベーシストと違う事をやらねばならぬと
若い頃からステージでお金を稼ぎ、結婚後もサポートメンバーとして雇われ
ツアーに出るも最小限の荷物(ベースケースの中に衣服をつめて)靴下に
僅かなお金を貯め、仕送りし、
衝撃だったデビュー作「ジャコパストリアスの肖像」のリリースで
ベースの革命児として世間のド肝を抜き
ジョーザビヌルに押しかけ直談判、ザビヌルが衝撃を受けウェザーリポート加入決定。
「30年前のリズムを持っている奴」「ジャコのリズムはコンガに似ている」
ハーモニクスを武器に独自のリズムを持ち
ウェザーリポートのジョーザビヌルとのせめぎ合い、
レコード会社との軋轢、今までのレコードに満足出来ず
やりたい事をやった「ワードオブマウス」の「カタルシス」は凄い試みで(私も大衝撃でしたね)
コマーシャル度に欠け、ジョーザビヌルに「高校生のビッグバンドか?」と皮肉られ
(ザビヌルからしたらジャコは脅威の若造なので蹴落としたい)
コマーシャル度の足りなさでレコード契約解除。
辛うじて活動していた頃の作品「ナイトフード」聴いた時は
80年代過ぎる作風、音質で個人的にガッカリしました。

躁鬱病で入院、結構重度で感情の起伏のペースが速く
栄光から奈落の底、アコースティックギターと自分のレコードを持ち
上半身裸でフロリダの公園をうろつき住みつく。
NYのクラブ全てから追い出され(これは劇中外)元彼女と警備員が付き合っていると聞き
サンタナのコンサートに行った時、その警備員と喧嘩(と言われるが)
頭部の重症を負い、数日後に不審な死を遂げ。
ジャコの息子はあれは「殺人だった」という。

ベーシスト、ジャコ・パストリアスのドキュメンタリー!映画『JACO』予告編
"ベーシスト、ジャコ・パストリアスのドキュメンタリー!映画『JACO』予告編" を YouTube で見る


私、座席がスクリーンに近く立ち居地が悪く上半身が痛いのと風邪でしんどいので
所々集中出来ませんでした。
エンディングロールの最中、お客さんがスクリーンを観て笑うのですが
私、解らなかった・・・。(後で聞いて理解しました)

ジャコのドキュメンタリーですね。
ジャコを賞賛し栄光を味わい成功するも
人生に失敗する・・・そういう表現がされていました。
個人的にはジャコの心の闇をもっと知りたかったですが
その頃の目撃者もあまり多くないですしね。

大好評につき1/13(金)(一日一回上映)迄、延長上映するそうです。

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