ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

川田利明vs小川直也

2021年02月02日 | プロレス
日本人のレスラーとして渕と共に全日本に残った川田。
他には馳浩、太陽ケア、レフリーの和田京平も居ますが
SWSの時に嫌な思いをした事で全日本に残った川田。
というか、NOAHに川田を誘ったのは田上だけと‥。

事実上、生粋の全日本レスラーが2人だけ。
その全日本の象徴、総大将として色んなレスラーと戦った川田。
私、川田が若手時代に2年程、一勝も出来なかった事と
ファイトスタイル、キャラクターで四天王時代
川田が一番好きだったんですよね。
無骨で激しいファイト。プロレスラーとしては生真面目過ぎて、
面倒くさい奴と。今はラーメン作りが上手いと評判に。
(プロレスラー界では当時迄、真面目な人間が変人扱いだったと)

その川田。総合格闘技系の選手で
小川や藤田、中邑、高山、オブライトとも良い試合をする、
やはり名勝負製造機でレスラーとしての懐が広いですね。
三沢が天才肌だった事に対し川田は努力派。
一番を目指すより副将位が丁度いいという考え。
総合格闘技系、U系が全日本のリングに上がってきても
初戦で良い試合にしてしまう。
現にオブライト戦は年間最高試合賞でしたしね。

問題児扱いでも有った柔道オリンピック銀、
世界選手権で金メダリストの小川。
橋本戦でセメントやってしまったり(永島オヤジ曰くビビった橋本が一番悪いと)
でも実際、橋本としか良い試合が出来なかった小川。
それが全日本の象徴になっていた川田利明との対戦。
身長差やフィジカルで小川が勝りつつでも
プロレスの土俵では断然川田。
その川田が小川の持ち味を最高に引き出した試合ではないか?と
思ってしまいます。
コメント欄ではvs橋本戦と競い?荒れておりますが。

小川直也 vs 川田利明 〈ZERO-ONE 2003.12.14〉


私はこの試合、テレビ東京で観ていて
恐らくビデオで録画し、残っているとは思うのですが
記憶になかったんです。
youtubeに投稿され、小川の持ち味を出し
名勝負にしてしまう川田。やはり名勝負製造機。

川田が言うには、プロレスラーとして小川や藤田は
プロレスが出来ないとか言われているけど
僕は2人とも出来る選手だと思った。
そう語った川田のレスラーとしての力量、懐の広さを
強く感じました。

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4 コメント

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Home In My Shoes さん (太郎)
2021-02-03 03:24:27
コレは本当に見応えある試合ですね。
小川のプロレスキャリアの中でもベストバウト候補の1つにも思えます。
小柄で頑張った川田利明、ハンセンやゴディー、ウイリアムスと
体格差の有る相手は相当しんどかった様でタッグでは大柄な田上に任せてたと。
あのハンセンとの試合も物凄い試合で年間ベストバウト賞取りましたし。
MVPでは無くとも年間最高試合を受賞するのは川田ならではと思ってしまいます。
もしプロレスラーに成れたなら川田の様なレスラーになりたかったかもです。
こう小川と体格差が有ってもプロレスのキャリアで圧倒的に勝る川田の土俵で
素晴らしい試合を作り上げた感じがします。何だかアートにも近い様な。
そういう面で川田利明の大勝利と見える試合でもある一方
小川の存在も上げた試合にも思えます。
STO、強烈ですね。東京オリンピックでメダリストになる海外の選手が
既に拓大柔道部に出稽古し、木村に倒され失神させられたという
どちらが強烈な体落としか?そう想像したくもなります。
勿論プロレスと競技の柔道では全く種類が違いますが。
格闘技色も有るこの試合でパワーボムを受ける技量が小川にあるか?
と、拘りのパワーボムが不完全でしたら残念ですし、絞りに絞った
川田の持ち技でグランドの攻防やキックだけでこれだけ試合を観た人達を
熱くさせたのは流石、川田!と思います。
セメント仕掛けた橋本戦で橋本真也の名を大暴落させた純プロレスファンの感覚として
まだセメントの意味もよく分かっていなかった私にとって小川だ大ヒールでした。
勘違いしちゃったのか?坂口と絶縁する迄、膨張してしまいましたし。
しかし、オーちゃんTシャツも売れ、こう大ヒールとしての小川を
今の視点で見ると物凄く面白い存在だった様に思えます。
返信する
凸樫さん (太郎)
2021-02-03 03:02:18
元々は全日本が小川にスカウト交渉していて小川も乗り気だったと。
馬場が居るからには純プロレスラーとして育てようとしたでしょう。
それを知った猪木、坂口は猪木の命で明大後輩の小川を獲得したと。
打倒ヘーシンクに燃えた日本柔道界が坂口プロレス転向を巡り
プロレス界と揉め坂口もシンドイ思いをしたようですが
小川は既にお役ご免だったと(坂口弁)
輪島、北尾、その他ルスカやヘーシンクを置いてプロレスラーになる素材は
過去一番と業界でも期待されていましたが、
何だかピントがズレた猪木がコレまた変り者の佐山に預けたのが
スタートミスだった気がしてなりません。思い切りシェイプし
大ヒールの風格を付けた頃には立派なキャラクターが出来上がりましたし
新日本の興行も後々、小川頼りになってしまい、しまいたが‥。
猪木に付いてオランダに行った時、猪木と同世代のルスカと乱取りし
簡単にやられたそうで。小川名前を上げる事に成功はしましたし
こう有り得ないと思われる様な全日本の川田と小川という試合の流れでは
このダブルKOが一番収めどころだったでしょうね。
プロレスからの見方をすると川田が試合を引っ張り皆を盛り上げた結果を見て
川田利明の大勝利、年齢的にもまだまだ小川のプロレスの伸びしろも有る様に思えました。
後々PRIDEでヒョードルに何も出来ず完敗して負け方にガッカリしたモノでしたが
色んな面でプロの世界で輪島や北尾よりプロレス界に大きな爪痕残した存在に思えます。
プロレス専門誌が小川のプロレスの可能性を絶賛していた事から
純プロレスラーとして歩んだら、トップを取れずも別の見方で面白いレスラーになっていた気がします。
息子さんの事はTVでOAされてましたね。
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Unknown (Home In My Shoes)
2021-02-02 18:47:33
いや、これは見応えのある応酬ですね!

以前、小川・川田戦はSTOの連発で小川が勝った試合をYou Tubeで見たことがあるくらいで、その試合もどういう流れの結果はわからなかったほどの知識なのですが、今回ご紹介の一戦はすごかった!

コメント欄も見たのですが、まぁ人各々の感想ってことでええですわ。私は面白かった!

なんか、決まってもおかしくないような重い技の応酬はホント凄かったです。川田のローの非情さに頭部への蹴り。そう言えばパワーボムやってないですね。極め技出さずしての引き分けは、やはり実質川田勝利でしょうか。

それにしてもSTOって見た目より遥かに効きそうです。受け身のとりようがないんじゃないんですかね。後頭部直撃って。

体格差のある外人とやってきた川田はホント強いわ。延長を宣するマイクもかっこよかったし。

小川、私は好きです(*´ω`*)。でかいし、馬力あるし、顔つくるのもうまいし。この時期のプロレスってあんまり見なくなってたのですが、小川ってそんなに悪く言われるような選手だったのかな。
返信する
小川直也という人物は…。 (凸椪)
2021-02-02 13:58:02
この動画の冒頭で流れた、2003.12/3 の全日武道館大会は、友人に誘われて行きました(彼が、どこかで入手した招待券で入ったので、ちょっと二階席で観難かった場所でしたが…)。私もプロレスをナマ観戦したのが十数年ぶりだったので、会場内に中央からリングまで花道が設えられていたりで、あまりにショーアップした演出には驚き!
全戦タッグマッチでしたが、メインが決着して友人は席を立って出口へ向かおうとするのを引き止め、白覆面の柔道家が登場した結末まで観て帰りました。白覆面の一人はすぐに「小川直也」と分かりましたが、この乱入が映像にあった一戦のデモンストレーションとは気付きませんでした。
私事ですが小川直也は自分の学校の後輩にあたる柔道マンで期待されながらも、ついに五輪で金メダルと獲得できずにプロレス入りしたのには違和感も覚えましたが、彼の立場上も様々な難しい事情があったのでしょう。猪木からの誘いに応じて"腰掛け的に"プロレス界に身を投じたような印象がありました。…とは言え、新日での橋本戦を視ても非凡なモノを持っていたのかと思います。柔道時代とはハッキリと風貌が変わっていましたから…。
ただアマチュアのアスリートからプロレス入りしても、長い期間、業界のトップに君臨するのは難しい気がします。また川田は高校アマレス界での活躍しかないものの、小柄な体躯を克服してトップに昇り詰めたという実績を誇りながら、この対小川戦ではアングル的に勝者になることは難しかったとは感じました。
小川直也はプロをセミリタイアして、今では息子の柔道界での活躍に期待を持っているようです。自分が実現できなかった金メダリストの夢を息子・小川雄勢クンに託し、元横綱輪島や北尾と同様に、長くプロレス界でトップの地位を張る意向はなかったのかと思いました。
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