ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

クイーンズライチ「オペレーションマインドクライム」買いました。

2016年11月02日 | 音楽
先日のラウドパーク、
クイーズライチの素晴らしいステージの余韻はあまり抜けません。
(例えベーシスト、エディーが居なくても)
帰宅して、中古ですが不朽の名作
ヘビーメタル界において最初といっても良いでしょう
「コンセプトアルバム」を中古でポチりました。
コレはどうしても歌詞が読みたくて国内版を買いました。
(300円也)
流石に世界中でビッグアクトになっても一度、堕ちたら
物凄い名作でも見事に安くなりましたな。
後に続くサバタージの「ストリートロックオペラ」や
WASPの「クリムゾンアイドル」という大傑作をしても
ボーカルの癖が強く、大HITには至らなかったというか。(大名作達でしたが)
メタル界で「オペレーションマインドクライム」を超える作品は無い!と
断言するライターも居ましたしね。

私は高校生のリアルタイム、このアルバムが当時、ヘビーメタル/ハードロックをメインに流してた
米国のFM局、「KMRC」常にこの作品の数曲がベスト10に入っていました。
TOP10に毎週、2曲以上です。
このアルバムリリースから注目を浴びるのが現代が抱えているリアルな
小説ばりのストーリーの為、売り出し方に困惑したという。
後にプラチナディスクを獲得しました。
私はホント、このアルバムのテープが文字通り擦り切れた程聴きこみました。
完成度がハンパじゃないし、当時、ボーカリストのジェフテイトのような
テクニックを使ったシンガーになりたかったのです。
(リジーボーデン、クリムゾングローリーのミッドナイト、
フェイトウォーニングのボーカル達はフォロワー扱いされてしまいましたが。

作品は完璧ですね。
今だったら某雑誌で100点満点を得ても文句無いんではないでしょうか?
スコットのドラムも素晴らしい。過度なエフェクト無しで
今改めて聴くと、意識していなかった変拍子が沢山入っているけど
プログレ色は作品として他の作品より低いですよね。
圧巻は「スイートシスターメアリー」でしたな。
格差の大きい富裕層の為の世の中、政府は
そこへの対策はせず、南米の戦争に大金をつぎ込む、その他色々な社会に金が、利益が飛び交う。
その世界に裏から取り入ろうとしたドクターXに殺し屋として利用された
主人公ニッキー、
同じく利用されているメアリー、
愛し合う二人、最後、ニッキーの悪夢から覚めると
全てが始まりと同じという悪夢の世界
そんなハードボイルド的、小説の様なストーリー、
現在の日本にも幾分当てはまる様な‥‥。
壮大な、この「アイズオブストレンジャー」で
アルバム楽曲を迎え「IRememberNow」といえ振り出しに戻る‥‥‥‥。

Queensryche - Eyes Of A Stranger


アルバムの内容があまりに現実的政治内容なので
売り出し方に苦労しQプライムがメタリカとツアーさせたりして
じわじわと遅れて注目され始めた様ですね。(ライナーノーツによると。)

完全な作品ですね。文句の付けようがない。
加工されていないスコットのドラムも良い、
元来プログレッシブ色の強いバンド、変拍子を組み込みながら
ジェフテイトの素晴らしい歌唱を全面に出し
各メンバーも楽曲にピッタリはまるプレイをする。

難易度高いですよね、このバンドの曲はカバーするのは簡単では無いですよね。

行きつくところ、全ての楽曲がコンセプトアルバムでありながら
シングルカット出来、ランキング上位に入り込めそうなクオリティの高さ、
そして新時代のボーカルスタイルの象徴としてどんどんフォロワーが現れる現象となりました。
(勿論、クリムゾングローリー、フェイトウォーニング等、
既にそういう歌唱スタイルのバントも居ましたが)

クイーンズライチはバントに特にヒーローが居る訳ではなく
「結束力」が大きな売りだったのですがねぇ‥‥
時の流れは様々な関係を作り出しますね。

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2 コメント

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Unknown (ごり)
2016-11-10 23:00:42
まさにI Remember Now・・・
ジェフ・テイトは何かメタル界のジョン・アンダーソン的な感じがしました。
これの次に出た、『エンパイア』も私はよく聴いていました。
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ごりさん (太郎)
2016-11-10 23:09:07
「I remember now」はこのアルバムのスタートを切る
大きなセリフですね。

ジョンアンダーソン・・・という例えも意外とマッチするかも
知れませんね。ボーカリストの技巧派。
エンパイアはその前の「RAGE~」に戻った気がして
当時あまり聴かなかったのですが、先週テープ取り出して
聴きました。ラウパでは「best i can」をやっていました。
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