ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

ラウドパーク2016 初日 レポート④

2016年10月12日 | 音楽
前回の記事は書いたのに文章が消滅する、
そして一部UPしても反映されない、そんな現象が起きてしまいました。

サブステージから長い移動を経て自由席に戻りまして
(10:30には会場入りしたのに2席、連番で確保出来たのは一番後ろから4列目のシートでした)
そして昨年に続き参戦のチルドレンオブボドム(以降チルボド)
最初出演ラインナップにノミネートされていたのに早々とキャンセルのアナウンスが・・・。
しかし土壇場になって再び参戦が決定。
喜んだ若いギタリストがとても多かったように感じます。
前回は私とアウトレイジ丹下氏がベストアクトに選んだ素晴らしいアンスラックスの
ステージの次だったので同じエクストリーム系バンドなのにやはり50代ベテランの凄みの後で
アンスラックスの凄みに個人的ボルテージが落ちたのです。
物足りなさを感じPAが原因か?サウンドバランスサウンドバランスも
イマイチに感じたのですが、今年のステージはバッチリに感じました。

2000年代ギターヒーローのTOPだったアレキシライホの
独り占めギターボーカルも、冴え渡っていました。
昨年から引き続きキーボーディストのオモシロ日本語MCも大人気で。


アレキシは勿論ESPのシグネーチャーモデルのランディーVモデル
EMGのアクティヴPUのブースと機能も付いたHZシグネーチャーモデルが付いた
冠ギターを数種類使い分け、弦楽器全員がESPのギターを使っていました。
セカンドギターはローペ脱退後、前回キーボーディストのヤンエの弟がヘルプでしたが
2016年現在はダニエル・フレイペリという人がパーマネントメンバーになっているようで
MCでも紹介されていました。
昨年プレイしなかった「ニードルド24/7」もプレイし昨年同様
「ヘイトデスクロウル」も演奏されました。
(私「フォロー・ザ・リバー」と「ヘイトクルー・デスロール」しか持って居ないのですが)
今回は良いステージを観れたと思います。

そして!
メインステージのセミファイナルとなりました。
オリジナルメンバーで復活したドッケンの登場です。

全盛期、ドンドッケンと他のメンバーとの深い確執から他のバンドからも心配された空気の中
バンドは解散、今回ラウドパーク出演にあたりゴールデンメンバーで再結成されました。
09年のラウドパークで当時のドッケンを観たのですが、ドンドッケンの声の出なさから
歌メロを大きく変更、そして伊藤正則氏も本人から声かけられるまで判らなかったという
ドンドッケンの変貌に唖然としました。ラジオでのレポートを引用すると「横に二倍デカクなった」
(年齢もあるから仕方の無い事でありますがね。自分も心配です)
そしてその歌の激しい衰えに衝撃を受けたのが印象的で、途中ジョージリンチがサプライズ出演がありましたが
私はサブステージのレッドツェッパゲインを観に行っていました。
ドッケンの1stアルバムのドンの歌メロのkeyは後の楽曲程高く無かったと思います。
3rd位からかなり高くなり、かなり喉を酷使したのでしょうね・・・
ジョージリンチの居ない枠をレブビーチが参加して発表されたライブアルバムで
ドンの歌声は既に激しく衰えてたと思います。そして09年で歌メロも変更。
私も歌い手としてメタルにおいての喉の酷使は痛い位判ります。
その辺が理解無い一般リスナー、メディアが心無い批判をする事がありますが、
体資本のボーカルなんで(ドラムもですが)ドンを擁護します。

のでドンの事は心の覚悟が出来た上でライブを観ました。
登場したドンは09年に観た姿より幾分細く見え、そして華やかな衣装がキマっていました。
歌については・・・やはり大きくkeyを下げてメロディーを変えているので
正直どの曲か中々判断しづらかった曲もありますが(私が復習、予習しなかった)
「キッスオブデス」のジョージの激しいインパクトを持ったリフからスタートしました。

相変わらずぶっ太い腕をしてボディーをビルドアップ&シェイプしている体から
生み出されるジョージリンチのプレイは流石!としか言い様がありません。
「カミソリギター」と言われたサウンドはミッドブーストとエッジの強さを削ぎ
ミッド&枯れたサウンドに変化していました。
その中でリズムギター、そしてリフの中に、ジョージにしか出来ない凄技フレーズを
ブッ込んできます。ギターテクが操作していると思いますがワウを絶妙に絡めたアーミング
ボリューム奏法、聞かせるギターも含め、やはり「別格!」です。
62歳となった今でも超一級のSSクラスのギタリストです。
ボディーも相変わらずビルドアップ&シェイプしてぶっ太い腕から
数々の名フレーズ、そして即興のオブリガードやソロを聴かせてくれます。

個人的には、やはり今年ラウドパーク初日のベストギタリストと決定しました。
ギターは1ハムタイプのストラトキャスターモデル(ESP?)そして珍しいレスポール、
御なじみのドクロ彫刻ギターにESPのリンチモブギターと色々使い分けていました。
アンプは何でしょう?チト見えなかったのですが、09年ラウパのリンチモブステージでは
オールド?のマーシャルとソルダーノを使っていました。
「ブレーキングザチェインズ」ではドンドッケンもストラトシェイプのギターを持って登場し
後の曲では指弾きクリーントーンアルペジオとジョージの絶妙な聴かせる感涙モノのフレーズで
ライブでの大きな見せ場を作り上げ、そのまま楽曲に移行しました。

ライブ序盤ではサウンドバランスがイマイチで、よく聞こえなかったミックブラウンのドラムですが
クイーンズライチのスコットのように超安定ドラミングを聞かせます。
BPM100~120という超ミディアムテンポ主体の楽曲の中、激しく叩くより
走らず、楽曲に合った適度な音度で超安定のドラムを叩き続け、
そしてそれと絡むジェフピルソンのベースというリズム隊
今回のラウドパークでリズム面において一番勉強になりました。
コレは一種、職人技に近いのではないでしょうか?
上手いですよね。60前後のメンバー達ですがまだまだロックしています。
ステージではインストも名曲「ミスタースケアリー」をプレイして驚かせたり
ミドルテンポ中心となった楽曲の中アップテンポな楽曲が1曲目以降組み込まれておらず
最後になってドンが「バラードな曲が聞きたいか?それともファストな曲が聞きたいか?」と
笑ってオーディエンスに質問し、ミックのドラム叩き出しから2ndのファストな楽曲
「トゥースアンドネイル」を演奏し、ステージを終えました。
初日、ラウドパークの立派なセミファイナルを務めました。
クイーンズライチのステージが終わりメインステージ側へ移動する中、他のお客さん達が
すれ違う度、「お前、ドッケンとブラインドガディアン、どっち観る?」
「ドッケンでがっかりしたくないからなぁ、途中でブラガ観に行くよ」なんて声も飛びかっていました。
同刻、演奏時間が被ったブラインドガーディアンが素晴らしいステージを披露していたそうで、
サブステージとメインステージを行き来している方も多かったと思いますが
ドッケンの中盤になって、アリーナの方は満員状態になりました。
ドッケンが始まってもアリーナの人の数が多くなく、今年は客が少なかったのだろう・・と思っておりましたが
安定の集客率でした。


続いて・・・・
思いっきり呪われてしまった前回の記事レポ作成で
書いたのに消えた、書いてあるのに反映されない事が多々ありまして。
先にその一部分をここでコピペさせて頂きたく存じます。
まず、エクソダスです。
「全部知っている曲のオンパレードでまあ・・アリーナ「ビッグロックステージ」側のAブロックは
何て臭いのだろう・・・・。ムサ苦しさやら汗やら体臭やら生乾きTシャツの匂いとか、
上半身裸でタトゥーを出しながら汗まみれな野郎達とか、野郎の汗付くのヤだからから近づかないでくれと
逃げるも、どうにも当たってしまう・・・。
まあ、45分間程、大運動会です。

と・・・途中で気付くのですが「ビッグロックステージ」側のアリーナAブロックは
何故か黒い柵に囲まれているエリアがありAウロックの中が2つに別れている。
謎はスコーピオンズで解決しました。

「ボーンデッドバイブラッド」「トクシックウォルズ」の時は毎回ですが
もう、物凄い大騒ぎになりだんじりのようなデンジュラスお祭りとなり
何個もサークルモッシュピットが出来上がります。
皆楽しくなんですが、モッシュピット参加者が倒れて踏み潰されるなんて
よく起きていましたし、今回ラウパなのにクラウドサーフが始まってしまいました(^^;
私はモッシュピット回っている最中か?腰痛防止の為に体を揺らしている時か?
原因は分からないのですがムチウチ首が揺れてしまい痛みと頭痛と吐き気、
そして右肩の鈍痛と・・・怪我してしまいました・・・(">_<)」

そしてクイーンズライチ

メタルシンガーやリスナーに歌唱法で大きな影響を与えたボーカリスト
ジェイフテイトが全世界大成功による「燃え尽き症候群」から
メンバーもジェフに対して色々考慮して接して来た結果、
大暴君になってしまい、中心メンバーのクリスデガーモを脱退に追い込んだり
独断で色々進めた結果、長年の堪忍袋の尾が切れたバンドから解雇され
「2つのクイーンズライチ」が存在する・・という愛憎の裁判迄発展しましたが
本家クイーンズライチ側の支持の方が高いでしょう、私の大好きだったクリムゾングローリーから
故ミッドナイトの光線のようなハイトーンを自由自在に操りまくるボーカルスタイルに
極めて極めて近いシンガーだったトッドを引き抜きました。
そのトッドはジェフテイトの中域から高域迄、「完全コピー」していました。
正直ライブではダメダメな音源を残したジェフより中低域、高域を自由自在に操り
表現力が高い歌唱で、正直ジェフテイト本人を凌駕してしまった・・・と思う素晴らしい歌でした。
ドラマーのスコットは、80年代、ドラムにエフェクトかけまくる時流だったのに対し
バンドのプロデューサーはエフェクトを取り除き、超強力安定ドラミングで
グラミー賞にドラマーとしてノミネートされただけはある素晴らしいドラミングでした。
オリジナルメンバーのギタイリスト、コンポーザーのマイケルウェットンはクリスデガーモの立ち居地
そしてギターパートも数箇所担当し古典的なプログレッシブな楽曲を
長年愛用しているESPのシグネーチャーモデルで弾いていました。

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