ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

放浪の殺し屋 ジプシージョー

2022年05月28日 | プロレス
国際プロレスの試合がDVD化した時の
特別スタジオトーク番ですね。
オールドプロレスファンの方々には馴染みの有る人達だらけ。

以前マッドドッグバションvsジプシージョーの試合を
記事にした事有りましたが、凄い殴り合いでしたね。
温厚なのにキレたら怖い、オールドプロレス界のレジェンドで
喧嘩最強の一人として名高いプロモーターのマッドドッグバション。
そして子飼いのジプシージョーの半端じゃ無い頑丈さ。
この2人がゴツゴツも喧嘩殴り合いを見せつけたのですから
国際日本人選手も驚愕したかも?
そしてラッシャー木村との後楽園ホールでの金網デスマッチ、
金網最上段から一回転(サマーソルト?)して
木村にローリングプレスして自爆、コレが勝負を決めたと
記憶していますが、金網最上段からギロチンドロップをアジャコングに放った
ブル中野も凄いけどジョーの一回転し当時の硬いかももリングマットに
落下するハートと頑丈さ。全日本に上がった時は
御大、馬場がジョーに逆水平放つも、試合後「おー!硬い硬い!」と
自分の手を労っていたそうですし。
アレックススミルノフのジョーに対する嫉妬も面白いです。

ジョーの事の一部はスタジオで話している門馬氏の著書に
一部書かれている事を門馬氏本人が語ってますな。
アメリカでは無名なジョーが国際では救世主だったと。

不滅の国際プロレス スタジオトーク テーマ④凶悪外人登場!バション&ジョー


元々プエルトリコ出身、家族でニューヨークへ移住。
野球をやっていたという事もあるらしいがタクシー運転手をして
生活し、遅いデビュー。
色々苦労の過去だったのか?多くを話さなかったそうな。
そのジョーが国際プロレスの救世主になるとは。
WINGでミスターポーゴと金網デスマッチで引退試合をやった事有りますが
あの時のジョーに何とも言えない哀愁を感じました。

晩年、生活保護を受給し
身バレしない様にマスクを被ってインディーマットで試合していたと。
生活困難者だから携帯電話も持っていない。
関係者が連絡取るのに、「◯時にどこどこのガソリンスタンドで給油するから
そのスタンドに電話してくれ」と。

好きな事を商売に出来た羨ましさも有りつつ
往年のレスラーの淋しい現状を知ると切なくなります。
金網デスマッチ等で闘ったマイティー井上は
ジョーはハートの良い奴だから、と語っていた事が
何とも言えない気分になります。
タイガージェットシンと食事していた時、プロレス雑誌記者に
「俺の写真が小さい!」と怒って記者をビビらせた時
ジョーが「お前がそんなに怒るから、こういう事になるんだろ?」と
タイガージェットシンを黙らせ、記者をフォローした逸話も
心に沁みます。
もう鬼籍に入ってしまいましたね。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 機材電源供給はどうでしょ? | トップ | Bognor Ecstasy Red Mini »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
放浪したまま流離っていたレスラー人生。 (凸椪)
2022-05-29 17:42:22
G・ジョーは試合会場でナマで観た記憶が曖昧です。国際の試合に足を運んだのも数回、それも末期の頃で、当時の仕事の関係で名古屋へ行ったり来たりしていた時に、愛知県体育館で観たのかも知れません。国際が解散した後に、全日本へも上がっていましたから、もしかしたらその時だったかも知れませんが、少なくとも国際でのR・木村との金デスは観なかったと思います。国際でメインを張りながら、崩壊後に全日に“トラバーユ”したジョーやスミルノフ、O・ベイカーは(国際崩壊前に本邦プロレスマスコミに仲介を頼み込んで馬場へ橋渡しして貰ったと…)、中々、外人トップとしてタイトルに絡むポジションでは使って貰えず、TV中継に登場しても殆んどが“国際時代の名声”で、馬場の気持ちの中では員数レスラー的に考えていたのかと思われます。ただ重用されないまでもギャランティ的には不満が起きなかったようで、逆に後々ケンドーナガサキとなった桜田一男が謎の覆面レスラー「ドリームマシーン」として上がっていた時に、アメリカマットでは桜田よりも格下だったG・ジョーの方がファイトマネーが多額だったと、ナガサキが新日に登場した時のインタビューで答えたいたと思います。まさにアップされた映像でスミルノフとの間にあったようなケースと同じでしょうか?もっともジョーはその後、日本のインディー団体にも上がって集客に貢献していたと思いますが、激しく痛めつけられタフネスを“ウリ”とする現役生活での後遺症も相当のものだったと想います。もう少し体躯に恵まれていたら、真の怪物レスラーとして記憶に残ったかも知れないと思いました(アンドレやホーガンには及ばないまでも、ブッチャー程度には…)
返信する
凸樫さん (太郎)
2022-05-30 22:13:05
私もジョーを生で見たか?記憶が曖昧です。
スミルノフは後楽園ホール、セミセミで馬場のやられ役で7分で負けてました、
スミルノフが横這いでトップロープに乗せられ下から蹴り上げられるという
圧倒的な実力差を見せ付けられた感じで国際の人気外人だった事、
国際ってそんなにレベルが低かったの?と当時思った位。
しかしスミルノフのやられっぷりがかなり上手かったのだと今思います。
新日本にも上がり猪木とシングル戦やっているそうですね。映像有ったら観たいです。
ジプシージョーは81年にミルマスカラスとIWA戦で3本勝負し一本取ってますよね。
後、国際から来た鶴見や原との闘いがプロレス&ボクシングで大きく載っていた記憶あります。
90年代、国際が元祖インディーとか言われた頃が有りますが一人一人の
レスラーのレベルは当時のインディー最大のFMWとは相当な差が有りますね。
皆、強くかなり上手かったと思いますし。ジョーは何となく武道館メインイベントの
スポットライトより、地方の微妙に薄暗い会場や後楽園ホールが似合う様に感じます。
厚遇では無いですが哀愁のインディーが似合うというか。
先日、全日本、馬場の本を読んでおりました。全日本上がったレスラー達から。
イエスマンが好きな馬場は子飼いのレスラーには厚遇するけど日プロ残党の
愛憎のインタビューも様々。うるさ型の小鹿は恐らく恨んだでしょうし、クーデター事件の件も含め
上田馬場は信頼関係無く、シンだけ欲しかったそうですし。シンは厚遇されても
上田のギャラは日本人選手扱いと。ナガサキもそのアジアタッグの事語ってましたね。
ブロディのパートナーでドリームマシーンやっていましたが強い選手に見えました。
ジョーと組んだアジアタッグで石川に綺麗にジャーマンでフォールされる姿は意外でした。
馬場さん冷たいよなぁ、と。ただ対新日本工作で厚生年金は払われていたそうで。
ジョーに話を戻しますが大きいプロレスラーのスイングで椅子ぶち抜く、曲げるパフォーマンス
頑丈とは云えダメージは蓄積したでしょうね。
レスラーの晩年で寂しい時を過ごす選手が居るのは隠れた現実ですね。
ダラスに大国を作ったフィリッツフォンエリックも離婚しレスラー仲間と関わらず
ひっそり小さい家で暮らし探し出して会いに来たテリーファンクとカールコックスを
「お前らに払わせられるか!」とハンバーガーをご馳走し近所のご老人達と
挨拶を交わす姿はエリック王国のボスとは思えない状況に驚愕しました。
ジョーは自分を痛めつけさせる、決して華やかでは無いけど、強く綺麗な野に咲く花に思えます。
返信する

コメントを投稿

プロレス」カテゴリの最新記事