Laaz Rockit テイストオブリベリオン

何だか、訃報かスラッシュメタルネタが続いている気がします。

サンフランシスコのラーズロキット、活動は長いけど
９２年来日してクラブチッタでのライブは
ヴィシャスルーマーズの来日公演と同じようにレコーディングされ
日本限定でリリースされました。
９１年頃から湾岸戦争の副産物での言論統制が始まり
パンテラやニルバーナのグランジ、ラウドロックの台頭により
正統派メタルはルーツに持つ中堅バンドは
続々とレーベルからクビを切られ、インディー落ちしました。
このラーズロキットもヴィシャスルーマーズもそうです。

「ベイエリアクランチ」と呼ばれ、クランチなザクザクなリフで
人気を得ていたこのバンドですがサウンドはいかにもスラッシュメタルですが
一部ではパワーメタル感もカテゴライズされて取り上げられたりでした。

このライブアルバムも当時、本国でアルバムディティールを無くし
日本でしかリリースされなかったライブ作品です。
近くの中古屋で３００円位で売られていたので、購入して得をしました。
で、サウンドは・・・ミキシングが悪っ・・・・でした。
ヴィシャスルーマーズもライブが終わって帰国する便までの間
ジェフソープがスタジオに篭り一夜漬けでＭＩＸされたモノでした。
でも、ライブの熱さは伝わってきました。
（その９２年の来日公演は観に行ったので、選曲に？でした）
ラーズロキットのこのＣＤもアルバムのＭＩＸをした米人がライブに同行し
ライブのミキサーもやりＣＤも担当したモノでした。
多分、時間と予算が無かったのかな？
ただ、熱さは十分伝わります。

Laaz Rockit - Fire in the Hole


暫く「ギャック」と名前を変え活動し解散したこのバンドですが
０５年のスラッシュドミネーションに来日し
ブランクからか？かなり辛口な批評がされていました。