ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

91年、ジューダスプリーストツアーのロブハルホード

2018年01月19日 | 音楽
先日、レッドツェッペリンとラウドネスのボーカル練習を兼ね
池袋のカラオケ行って来ました。事実上「メタカラ」です。
女性ボーカルのkeyと同じハードロック/ヘビーメタルを四時間歌い
体力の衰え、そして音域の低下を感じてしまいました。

私、元々スーパーボーカリストになりたかったんです。
それはロブハルホードの超絶期の歌をLPで聴いてでした。

これはペインキラーツアーの頃の映像ですね。
1オクターブ上のkeyで歌い始めるロブハルード。
40代前半ですかね。
ハルフォードやっていた2000年頃はライブでも


プリーストの楽曲以上のkeyの歌をステージで歌っておりました。
ステージで若くないのに、そのkeyを保ちながら歌い続けるのは
凄まじく難しい事なのにケチを付ける人が居たり
そういう雑誌が居て非常に腹立たしい事がありました。
(ラウドパーク09の「ブリティツシュスティール」再現ライブでもそうでした)

この曲は事実上、プリーストのアルバムが凄かった頃の
最後の作品「ペインキラーツアー」でした。
私も代々木オリンピックプール第一体育館に観に行きました。

只でさえメンバー頑張って、新しいテクニックを吸収したり
2バスの使い手スコットトラヴィス入れたり
ロブも血管ブチ切れ寸前のkeyとモチベーションで
凄い緊張感を持った傑作。
ライブでこの出だしで歌い始めた時は驚きを超えました。
曲全体は全てのkeyが高い訳では無いですが、
コレを毎晩続け、以外の曲でも激しく高いkeyを重ね
中低域の凄みも出し、素晴らしいパフォーマンスとパフォーマンスを
維持してきたのですね。

Judas Priest - All guns blazing Live 1991, Painkiller tour


こういう体力勝負&魂を削るような表現力を維持するモチベーション、
体力もモチベーションもコレを維持する事・・・・
私も年齢を重ねる事に大変さを痛感します。
若くても1日位運動サボれば取り戻すのに3日かかる!
そう剣道時代も教え込まれておりましたね。
今、私は歌のトレーニングをしていないし、先日の人間ドックで
「一般人」に落ちました。コレ、肺活量を必要する楽器や
歌い手には致命的です。

84年「背徳の掟」の頃はドラッグ&アルコール依存症が
深刻になっていたロブでした。
その次の「ターボ」では毎日マラソンを日課とし
髪の毛も生えてきました(爆)
ロブは家庭の問題やイギリスの階級制度で子供の頃から
貧しい労働階級者の家庭で歌い稼いでおりました。
ブラックサバスと同じバーミングガムですね。
今でもこの階級出身の人は階級スラングも出るし
お金持ちになるにはサッカー選手になるか、ミュージシャンになるしか
方法が無い・・・等言われておりますね。
選んでなったミュージシャン稼業ですが、成功して長年のツアー生活は
中々苦しい稼業ですね。近年、ウォーレルディーンやクリスコーネル、
チト前になりますが、プリンス、そしてスーパースターの
マイケルジャクソンも若くして亡くなりました。

近年は流石にダウンチューニングしていますが
それでも相当ハードな歌を歌い続け、70歳も近づいてきました。
色々、しわよせがやってきますが、40代でもこのテクニックと
喉、体力、モチベーション維持しながら大きいステージをこなしてきた
ロブホードは凄かったです。
私が初めてプリーストを生で観た私。
他のクラスの学校の奴らも観に行ってましたが、
ロブは勿論、プリースト凄かった!いう感想だけでした。



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2 コメント

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Unknown (ごり)
2018-01-19 22:57:35
こんばんは
私たちが子供の頃から活躍していたような人たちの多くは、やはり40代にさしかかるとどこかしら衰えてきたり、テンポが落ちてきたりするもんですが、ジューダス・プリースト~ロブ・ハルフォードに関してはペイン・キラーでむしろさらに進化した感じですもんね。自分の身の回りのHR/HM好きの音楽仲間の間でも、これを聴かなかった人は誰もいないというくらい話題騒然でしたね。なんというか、スラッシュ・メタル、スピード・メタルの時代になっても、やはり「ヘヴィ・メタル」の旗頭はこの人達だ!と思い知らされるたというか・・・何か盟主としての威厳のようなものを感じましたね。
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ごりさん (太郎)
2018-01-20 00:40:22
一昨年観たスコーピオンズなんかライブは強烈でしたが
特にこのジャンルは体力資本のボーカル、ドラマーはより顕著に現れますね。
ハイトーンシャウト系のボーカリストは特に。
その中でロブは更に進化して、50代中盤の
2005年からは往年のハイトーンは
瞬間的シャウト以外は衰えましたが、中低域の深みや存在感は更に増しました。
長年ハードロック/ヘビーメタル聴いていた人でも
「ペインキラー」で初めてちゃんとプリースト聴いたという人多かったです。
プリーストは時代の流れやファンにニーズを大切にしていたバンドでしたので
賛否両論の作品も結構ありましたが、このペインキラーアルバムは
スピード/スラッシュメタルのニーズに合わせて制作されたアルバムでしたね。
ので、デイブホランドを脱退扱いにし、ツーバスの強いドラマー探して
元レーサーXのスコットトラヴィスが加入しましたし。
(ミディアムテンポの曲は不安定を指摘されてましたが)
スレーヤーを始め、プリーストをカバーしたバンドは
ヘビーメタルの看板的な
ヘビーなツインギターのギターリフに影響受けてた様です。
80年作の「グラインダー」なんかを始め今でも十分ヘビーで強烈なリフに次ぐリフ
変にメロディアスにならないのもプリーストの特徴でした。
まあ、わざとキャッチーな曲や作品も作りましたが。
ただ、RAVENのメンバーなんかはペインキラーは好きじゃない
そういう往年のファンもいましたね。
流石に7年待ったらラウドロック的作品だった時は暫く立ち直れませんでした(^_^;
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