藤田和之 VS 小川直也は一体何だったのかな？

大晦日に行われた猪木ボンバイエ。
ＩＧＦの両国大会。

ミルコクロコップの久々の登場等話題がありましたが
このメインの色んな因縁の藤田と小川。

しかし、藤田はＩＧＦなりのプロレスをやろうとしていたのでしょうね。
でも、小川はよく分からないような雰囲気。

何だか不穏な空気になっている。
あの15年前の事件、
橋本ｖｓ小川の小川が一方的に仕掛けたセメントマッチ。
のインパクトは、大会の一番の目玉に組んでいた
大仁田新日本初見参のインパクトを超えてしまい
その後、裏で糸を引く猪木と新日本の関係はゴタゴタ。
橋本と小川は被害者でした。（いや・・小川は微妙ですね）

それを、猪木はまた繰り返して
火を付けようとしていたのでしょうかね？

藤田和之 VS 小川直也　PART 2 INOKI BOM-BA-YE 2012


一方的にヤラれてた橋本と違い
藤田はかなり応戦しています。
技を受けず、かなり危険な蹴りを喰らわす小川。
アレは、確かに異様でした。

通な人が見たら、面白い試合だったかも知れないし
一般的ファンから見たら、「何だコレ！？」と思ったブーイングでしょう。
どこまでがアングルでシュートなのか？

試合後、藤田のマイクでの猪木への怒りは
演出では無くて本気で怒っているように感じます。
アングルでは無くて。
考えてみれば、橋本ｖｓ小川のセメントマッチの時
まだ若手の藤田はセコンドに居て、大乱闘を静止するのに一役買っていました。
猪木も怒っていますが、会場の演出（音楽や仕掛け）と
全くマッチしない会場の空気・・・・・。

丁度、ＧＫ金沢の著書を読み返して、この問題のセメントに関する所を
読んでいた所でした。

しかし、これが、また猪木が仕組んだ仕掛けだとしたら
個人的にはもうウンザリですね。
猪木はもう消えて欲しい。
大晦日、永田ｖｓヒョードル等、日本テレビの信頼を一気に失わせ
損害を与えた猪木がプロデュースしても
何だか食傷気味になります。
アタリがデカい時は大当たり、
外れが酷い時は大外れ。
古くは、Ｂバンベイダーを新日に上げた時の暴動等にも
さかのぼりますね。

私がコレをお晦日に高いチケットを買って観に行ったとしたら
猪木の時代錯誤な古いネタにうんざりして
不快な年越しを迎え、もう二度と見に行かない事でしょう。
会場は両国国技館。
偶然にも過去、天龍vs北尾の第二戦目を
冬木の乱入でブチ壊された、アホらしさを思い出しました。
当時は健康でちゃんとした収入がありましたが
銭の無い今、今回の大会を観に行ったとして
二度と猪木を許せないような気持ちになるでしょう。

藤田と小川に完全なプロレスを求める訳でも何でも無いし
確かに事件性があったほうが面白い。
しかし、会場のファンは橋本vs小川の斬撃の
茶番を見せられた・・・そんな気持ちになるのでは？
この試合に大きく期待をする訳でも無くでしたが
確かに、また一つスキャンダルが出来ました。
ただ・・・橋本vs小川の規模には到底及ばないクラスで。

コレが私の個人的感想でした。
ＩＧＦの看板のランクがまた猪木によって下がってしまった・・・
そんな気持ちがしました。