フルオリジナルのＰＵ

昔のミドルクラスモノのＰＵとかとは違い
今は安い楽器でもリプレイスメントＰＵや
ダンカンデザインドとかディマジオコレクションとかの
協力を得て、５万円クラスの弦楽器にもそこそこなＰＵが付き
そしてそこそこな音が出るモノが多いです。

それこそ、70年～８０年代のムーンやシェクター、シャーベル、
パフォーマンス等のコンピーネント系ギター時代からしたら天国ですね。
後、ストラトにハムバッカー乗せるとか。
（皆、待ち焦がれて居た状態でしょう・・・）

しかし、現行の高価なギターはただ単純にリプレイスメントＰＵを付けるのでは無く
逆にそのギターに合った、オリジナルのＰＵが付いているモノが多かったりで。

例えば、中古屋やリサイクルショップでギブソンのヒスコレ５９ＬＰやオービルbyギブソンに
ダンカンが付いて売られているの見て・・・
「嗚呼・・・勿体無い！」と思う事が多いです。
（誤解が無いように・・・あくまでも「売られているモノ」に対してです。）

他にも、例えばＥＰＳのカスタムラボなんか、
私は大好きなＰＵですが、それがディマジオに交換されていたり・・
店員さんも「何て勿体無い・・・」と言われるケースも有りです。
トムアンダーソンでも、あの操りにくいＰＵが何よりの特徴なのに
ダンカンのミニサイズハムバッカーに代えられていたり。

勿論、使う人の好きな音が出るようにカスタマイズされているので
それは何も言う筋ではないですけど
売りに出ている中古を商品としてその改造をみてしまうと
「嗚呼・・・勿体無い・・」と思う事もあります。
当然、カスタマイズされたモノは例外除けば
大きく買取値を下げられていますが・・・。

と、私もＰＵの交換は実際しているモノが数本有ります。
エピフォンコリーナＶのリアに「ダンカンカスタム」
（本当はフロントにダンカンのＪＡＺＺを載せたい）
バッカスのユニーバースシリーズのテレキャスターモデルには
ディマジオのＤＰ１７２，１７３（コレは失敗・・）
フェルナンデスのジャンキーはたけにはＥＭＧ・ＳＡが２基、８１が１基
（コレは売られている時点でそう改造されていました）

ただ、ＰＵの載せ代えだけでは無く、最終的には
ポットやコンデンサー、配線材と、自分で大きくカスタマイズしたモノで
売りに出しても馬鹿みたいな値段かもです。

他はそれぞれ初めから、オリジナルやリプレイスメントメーカーの
中々なＰＵが付いています。
（最近譲って頂いたフェンダーＪ・ＳＴＭ600（？）はリンディーフレーリンの
「ホットトールＧ」を付けたいですがピックガードも含め予算不足です。）

アイバニーズの現行Ｓシリーズは（プレステージ）
基本、ディマジオの「ＰＡＦ・ＰＲＯ」が標準装備ですが
（ドラゴンフォースのハーマンリーモデルは最初、定番のが付いていましたが
今はディマジオのハーマンリーオリジナルＰＵだそうで）
私が購入した９３年頃のＳシリーズの最高級モデルＳ５４０ＦＭ（フジゲン製）は
（フランクギャンバレとかも弾いていました）
アイバニーズとディマジオの共同開発のＦ１、Ｃ３、Ｆ２というＰＵが
載っているのですが、壊れない限り、コイツは代える気が無いのですね。
特別パワーが有る訳でもないですが、一時、米国では一～二万円で
ネット売買されていた、ＰＡＦ系のＰＵだそうで、
とても良い音がします。

ただ、以前、ヤフオクで最低売値、２万円で出展している人が居て
全然、買い手が付いていませんでしたが・・・（汗）
まあ、有名なＰＵでは無いし・・・時期によっては同じＳ５４０ＦＭモデルでも
違うＰＵが付いていたりします。