ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

スーサイダルテンデンシーズ 「How Will I Laugh Tomorrow When I Can’t Even Smile Today」

2023年04月29日 | 音楽
当時、大して気にしなかったバンド名ですが、今改めて考えると
「自殺傾向」何ちゅう名前だ!!!と。現在、採用するにはヤバい名前ですな。
(チト具合悪くなってきた‥)
私の高校時代にハードコアシーンに「狂◯病」なんてバンドがマニアに人気ありましたが
名前も当時の行動もヤバかった。
精神疾患が現代では大分認識が広まったので今はOUTかも。
私の周りでも4文字感じとか、暴走族か?なんてバンド名も多かった。

と、スーサイダルテンデンシーズのアルバムのレビュー記事を見たのは
燃えろ!誌かヤングギターで「とんでも無いバンド名だ!」という内容の
見出しから始まってましたな。
初めて聴いた曲は友人から借りた、当時「エピック(ソニー)」に在籍していた
バンドばかり集めたコンピレーションアルバムで、この曲が入っておりました。



コレが今作のエンディングを飾る曲なのですが
この曲だけ聴けば純然なスラッシュメタルバンドですよね。この曲を聴いたので
近辺のレンタル屋にCD借りに行ったら1stのホントにクレージーな
ハードコアスケーターズロックアルバムで受験生で尖っていた神経にダメージを与えた
なんて事を書いた記憶が有りますが
今作は3作目に当たるそうで、時代的にもハードコアとスラッシュメタル
そしてHIPHOPが融合しつつな空気が流れていた頃ですな。
元祖ミクスチャーバンドとしてアンスラックスの名前が上がりますが
スーサイダルテンデンシーズもデビュー時の音楽体制は違えど
似た道を歩んでいたのかも?
とにかく、あの時代はアメリカは勿論、日本でもスケートボードの人気が高く
近辺の公園が突然、スケートボード場に変わっていた事が有りました。
ロックで言えば、スラッシュメタルバンドが、こぞってスケートボードをやっていたイメージが。
メタリカのジェイムズなんかは手を骨折してましたな。

パンク/ハードコア、スラッシュメタル、ラップとリズム、グルーヴが違うモノが
融合した後、今作はスラッシュメタル色が強くなり。
リズム的には何となくHIPHOPへと繋がっていくリズム、ハードコアのリズムを
感じたりしますが、やはりジャンルを細分化すると
スラッシュメタルですね。「Give It Revolution」の
スピーディーな曲のリズムは何となくハードコア&スラッシュな感じがしたり。
マイクミューアのボーカルスタイルもハードコアな歌ですな。
メロディーラインは後のミクスチャー、ラウドロックで使われる様な
メロディーを歌っていますね。
「目見えるの?」と思ったマイクミューアーのバンダナの巻き方は
この頃から主流となり、多々のジャンル、またはダンサーがこのスタイルを使う
日本のストリートファッションシーンもこの巻き方が多くなり。

と、何だか雑ネタばかりメインになってしまいましたが
今作からリズムギタリストが加入。
肌の色は黒人?ヒスパニック?のロッキージョージの
伸びやかでテクニカルで流暢なリードギターのプレイが冴え渡ります。
ゴリゴリなスラッシュメタルというより、どこか良い意味で
「緩さ」も感じます。アンスラックスが4thアルバムを出した頃というか。
時代的には同時期ですね。よりヘビーなスラッシュメタルに進化して行くには
次作ですかね。
曲調もギターリフもキャッチーで聴きやすいですね。

私のイメージは、リンク貼った曲→
強烈なハードコアの洗礼を受け→耳に馴染む今作ミクスチャースラッシュメタル
そんな作品に思えます。
時代は80‘s。個人的に良い時代の最終章に入る頃です。
プレーヤーとして、まさかの90年代シーンが到来
やりたい曲、作った曲達がことごとく時代遅れになるので。

ファッション的には、このストリートギャングスタイルの方が
一般的なスラッシュメタラーやLAメタルのアーティスト達より
個人的にカッコ良く思います。

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