続いてチェーンのディティールにも少し手を加えていきます。
これがストックの状態のパーツです。実車に忠実でいい雰囲気ですが、成型の都合上チェーンのコマ面が平面なのは仕方がないところです。最近は3Dプリントで素晴らしいディティールのパーツを販売してくれる方がいらっしゃいます。今後使ってみようと思っていますが、今回は昔ながらの方法で彫り込んでいきましょう。
最初に簡単な治具を用意します。
コマのプレート部を残して内側のピン部分を一段低くする為に、チェーンに沿って厚さ0.5mmのプラ板を貼り付けて作りました。
セットするとこんな感じです。ネジで留めなくても大丈夫ですが念のため固定しています。
こんな形で幅0.7mmのタガネを使って一段彫り込みます。少し段差が付けばいいので0.2~0.3mmを目安に表側と裏側全周にわたって溝を作ります。
これが彫り終わった状態ですが、ちょっと深すぎかもしれません。もっと浅くてもいいと思います。
ここからはコマ一つ一つを彫っていきます。コマ間をドリルで貫通させるかたもいらっしゃいますが、私はちょっと自信がないので溝を深くするのに留めます。
コマを彫るのに使っているのはリューターの極小フライス型ビットです。これを1ヶ所1ヶ所に軽く当てて彫っていきます。
掘り終わった状態がこちらです。まあまあチェーンっぽくなったのではないでしょうか(*^▽^*)。
スプロケットに噛んでいない場所は今ひとつな感じですが、塗装すればもう少しいい感じになると思います。
スプロケット側にもちょっと手を入れます。
実車のスプロケットの歯は少し斜めになっています。キットのパーツは直角に切り落とされているので少し削ってテーパーをつけます。ちょっとした事ですが目立つ場所で雰囲気が違いますのでおすすめです。
ここまで加工できたら一旦仮組みしてみます。
スイングアームまで組んでみてゆがんでいないかチェックします。特に後輪が斜めになるとその時点で捨てたくなるので気をつけます。とりあえず良さそうです。
左右からも見ておきましょう。
これでチェーンの加工も終了、少しずつですが先に進めていきます(>_< )。
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