いよいよ,次の製作プロジェクトにとりかかることにしました。
お題は「PSNダイレクトコンバージョン・マルチバンドトランシーバ」です。
アナデバのAD9851DDSチップを使って,50MHzから下の周波数帯をカバーするダイレクトコンバージョン方式のトランシーバに挑戦します。
ダイレクトコンバージョンであれば,バンドパスフィルタの切り替えでバンドチェンジできるので,シングルorダブルコンバージョンよりは少しだけ回路が簡単になりそうなことと,ミキサを通さないことで,ひょっとしたら音質改善につながるかもしれないこと,なんてことを意識しながらのTRYです。
今回の計画では,2つのDDSで90°位相の違う同一周波数の信号を作る必要があります。
このために用意したのが,これ
中華DDSユニットです。香港の通販サイトから,直接調達したものですが,いろいろトラブルもありました。
日本の通販サイトでは考えられないようなことが,シレッと起きてしまいます。びっくりするほど安価と引き換えのリスクといえばそうなのですが,10個の注文全量を確保するのに1ヶ月半かかってしまいました。
で,このDDSユニット,リファレンス周波数180MHz動作なので,60MHz位は楽々出力が取り出せるはずなのですが,35MHzを超えたあたりから,急激に出力が低下します。
基板付属のバンドパスフィルタ手前までは出力電圧はまともみたいなので,BPFに問題ありと読んで,チップ部品を取り外して確認したところ,チップインダクタの値が,設計値をはるかに上回っており,回路シミュレータに現物の値を入れてRUNさせると,実測の傾向どおりになりました。
結局,基板上のインダクタを付け替える作業が必須ということになりました。
で,制御は,いつものアトメルAVR,テストプログラムで動作させてみました。
現在,この中華DDSを2つ載せたDUAL-DDSの基板パターンを作成中です。
今週末には,完成させて次の作業に移りたいと思っているのですが・・・
初心者はだんだん追いつけなくなります。Hi
私の熊本シティスタンダードはメインの基板2枚のパターンを作成し終わった所です。
周波数は7メガですから~と鷹を食っていますがJA6BIさんのようにはいかずどうなる事やら。
あと、パワーアンプとリレー制御回路。
問題はLC-VFOなのかVXO、もしくはDDS-VFOか。熊本方式を貫くならVXOですがバンドのフルカバーが難しく迷っています。