PSNトランシーバーに使用するVFOについて、ここ1ヶ月ほど苦戦しておりました。
現在計画中のトランシーバーでは、同一周波数で90度位相が異なる信号を必要とします。
このため、中華DDSユニットから、基準信号の発振器を取り外し、ユニット外から、2個のDDSユニットに基準信号を加え、メーカー(アナログデバイセズ)のデータシート通りのお作法で、2つのチップを制御しようとしたのですが、この2つのチップにリセットをかけるタイミングが非常に厳しくて、2回に1回くらいは、うまくいくのですが、
こんな感じで、まん丸のきれいなリサージュ!
ダメなときには・・・
うーーん
この出現回数が一定なら起動時にリセットをかける回数をプログラム上で調整すればいいのですが、これがランダム(´Д⊂グスン
というわけで、先週の気分転換の電鍵製作が効いたのかどうか、どうせ最後は矩形波にするのだということに気が付きました。
当初からデュアルDDSというのが頭にこびりついていたので、全体の構成をスカッと忘れていました。
どうせ矩形波にするのなら、1つのDDSの信号を使って、ジョンソンカウンタという手が!
でも、前回のPSNのように、目的周波数の4倍の周波数から分周して・・・というのは、50MHzも出したいと思っているので、200MHzで動くCMOSロジックICなんて手に入らないし・・・
と思っていたら、ちょっとだけひらめきました!!
2個のDフリップフロップで組んだジョンソンカウンタに、同一信号を加えて分周すると4倍周波数が必要ですが、2倍周波数で位相が180度異なる別々の信号を加えたら・・・・
実験してみたところ、なんとかなりそうです。ただ、お世辞にもきれいな矩形波とはいえない状況で、写真も恥ずかしいので今回はパス。
シュミットトリガあたりで波形整形をしてみます。(手持ちがないので、明日にでも仕入れてきます)
というわけで、なんとなく先が見えてきた今週末でした。
明日から、また1週間、お仕事、お仕事
何事もそうですが気分転換に一息つくなど適度な間合いをとるということは好結果をもたらすことが多いですね。
新発想はBLD方式とでも名付けておきましょうか。
CMで使ってい基電気メーカのモータ回転検出器(PLL制御を応用したもの)もSin、Cos波形発生部はハード処理しています。
話は変わりますが、昨日久しぶりに本屋に地図(国土地理院の地図)を買いに行き、帰り際夕立が降リたので立ち読みしていたらCQ出版社「すぐ使える ディジタル周波数シンセサイザ基板[DDS搭載」\4,200が置いてあった、高い!。