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私が糖尿病から、人工透析になった経緯③

2015-08-27 | 透析体験談
<糖尿病の自覚症状>

自分の自覚症状としては、時どき指先がしびれることがあり、
神経障害が起きていたのだと思います。

出張で新幹線の椅子に長時間に座っていると、膝から下に違和感を
感じることが何度もありました。血行障害が起きていたのだと思います。
ところが私は病院に行くこともせず、あまり気にもしていませんでした。

ある出張の時に喫茶店で書類を整理していたら、
一瞬目の前が暗くなって、文字が読めなくなりました。
びっくりしましたが貧血ではなく、直ぐに回復したので疲れ目だと思いました。

それでもその時から、文字に焦点が合わなくなって、
書類を読めなくなったことがありました。
最初は「目を休ませるしかないか」と思いました。
2~3日してからは「眼鏡を変えた方がいいのかな」とも思いました。

考えてみれば見るほど的外れな発想で、とことん感性が
鈍っていたのだと思います。

目の手術が終わって、腎臓内科の診察に行ったときに、
医師から聞かれたことは、
1.健康診断を受けてこなかった理由は何ですか?
2.家族か親族に、糖尿病か腎臓病の人はいませんか?でした。

私は自分が健康だと思っていましたので、どんなに疲れていても
4時間くらい眠れば大丈夫なんだと、変な自信を持っていました。
人のことは心配し、比較的よく面倒を見ていたつもりでしたが、
自分自身の健康と身体のケアについては無関心でした。アホですね。

仕事が忙しいのことを理由に、健康診断に行かなかったのではありません。
ただ単に健康診断に行くという、考えがなかっただけなのです。

兄姉に同じ病気の人が親族にいないかと聞いてみました。
すると家族の半分が糖尿病で、親族には腎臓病の人が何人かいました。
よくよく聞いてみると母方の祖母が腎臓病で、そのつながりの親族に
腎臓病の人が多かったのです。

そういえば私が子供の頃、祖母は家の中でも色のついた眼鏡をしていました。
それを子供心に不思議に思っていましたが、理由を聞くこともなく、
いつしか記憶から消えていました。

兄姉の話しを聞いて、私の糖尿病は母方の家系からくる遺伝に、
原因があることを理解しました。

勿論、私自身の健康管理の失敗が一番の原因です。
私の反省点をまとめてみると、次のようになりました。、

①自分の健康管理に無関心であったこと(飽食生活・運動不足・睡眠不足)
②健康だという自負から、健康診断に1度も行かなかったこと。
③糖尿病に対する知識が全くない為に、症状が出ていても病院に行くという
 判断が出来なかったこと。
④目を失明寸前まで放置していたこと。
 硝子体出血という糖尿病の末期症状によって、
 初めて健康状態に気が付いたのですから、救いようがありません。
 
健康管理について基本的な知識があり、糖尿病に多少なりとも
知っていたら、症状が出ていた時点で対処が違っていたのでしょう。
病気になってしまってから気付いても手遅れですよね。

まさに無知のなせる業だったのです。
自分の健康に対する無関心と、最低限必要な知識すらなかったことが
私の反省点として残りました。

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