金融の世界で仕事をしていますと、
同じ国で同じような生活をしているつもりでも、
お金に対する考え方の違いで、先々こうも人生が変わるのかということを
思い知らされます。
そこで私がこれまで
「へ~、そうなんだ・・・」
と考えさせられたことを少しずつ皆さんと考えていきたいと思います。
まず、私が3年前に公務員を止めた理由を・・・。
女?飲酒運転?悪いことしたから?
・・・全部違います。
答えは
このまま公務員を続けても悠々自適な老後は送れないから
です。
その当時はそんなに具体的な数字まで計算しませんでしたが、
年金の一元化、公務員退職金の削減で一番公務員のおいしい部分が切り捨てられていく現状を見て、
「このままではだめだな」と決心したのです。
公務員で何てこと言うんだ!
と多くの方から言われましたが、時代は確実にその方向に動いています。
それではこんな計算をして見ましょう。
一生で自分が稼ぎ出す収入と支出のバランスです。
大卒で社会に出て、60歳に定年、85歳まで健康で幸せに暮らしたと勝手に仮定します。^^
大卒の平均初任給 約22万5千円。
退職までの38年間、毎年のベースアップ率は2%として退職時の月給は47万7500円。
ボーナスは年に2回、最初は20万円としてやはり2%アップ率で計算したら、生涯収入はいくらでしょう。
答えは・・・約1億8千万円。
どうですか。思ったより多い?少ない?
ここから支出の計算をしてみます。これも60歳までの計算です。
税金は1億8000万円に対して約1500万円。
ここからは月々計算で光熱費(電機、ガス、水道)は2万円
家賃(住宅ローンも含む)8万円、健康保険・生命保険等5万円
教育費は子供2人を大学までやったとして3000万円、食費7万円、娯楽費2万円、
通信費(携帯・電話・インターネット)2万円、お小遣い3万円
どうです?いたって普通の計上でしょう。
この支出合計はいくらだと思います。
答えは・・・1億7716万円!(;O;) 生涯収入とほぼ同じですよ。
ここで問題です。
①あなたは大きな退職金がもらえますか?
②将来月額いくらの年金がいただけますか?
そして一番大事な質問です。
③あなたは何歳まで生きますか?
上記の試算には預貯金の項目を入れていません。
病気や冠婚葬祭費も入れてません。
さあ、あなたはどのようにして老後を過ごしますか?
今の年齢から老後を迎えるまでに十分な生活費を準備できますか?
私は現在41歳。老後の年金などまったく期待していません。
ところが驚くことに、50歳くらいの人でも
年金で暮らせると考えている人はほとんどいません。
しかし、老後の生活資金が準備できている人は、今の日本人でどのくらいいるのでしょうか。
アメリカの30歳を迎える青年層に、老後の生活資金を準備できるかと聞くと70%が既に確立していると言います。
こんな話をすると「そんな先の話を考えたら不安だらけだから考えないの」といった人がいます。(^_^;)
皆さんはお金のことに関して
「見ざる・聞かざる」
になっていませんか?
この状況を安心に変えるためには、少し
「見てみる・聞いてみる」
が必要だと思います。
続きはまた後日に・・・
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