最近はSNSが多くなって、個人が情報発信する様子が嫌でも目に入って来る。
私がインターネットを始めた25年前ころは、通販情報ばっかりだったんだけどね…。
そんで、やっぱり大人気なのが為替や株式、日経指数などの市場投資。相場の上下が刻々と変わり、チャートを前に売った買ったとやるのが、かっこよく映るんだろうね。
私も10年ほど前、為替の取引にハマった事はあるよ。かなり大きな取引もやった。元手がたったの3万円ほどしかなくなったところから、2ヶ月で口座を1200万円超えまでしたこともある…。
でもね…
こういう投資は、あくまでギャンブルだと割り切っておかないと根本的な大間違いをするよ。
もちろん投資というのは、何らかのリスクを取って資金を投げるものだから、こういうのも投資手法の一つであることは否定しないよ。
市場取引で飯食ってる人はたくさんいると思うが、ギャンブラーの一種だと考えておいた方がいいと思う。ギャンブルで食っていくことも立派な職業だと思うから、全く差別視する気はない。
でも、たくさんの情報発信者は
誰でも簡単に儲かる!1日少しの時間で億万長者!
そういう情報発信が多いと思わないか?
指数取引なんて、ものすごいレバレッジをかけるから、取る時は一瞬にして大金を掴むよ。でも全勝することはないんだから、平均するとどうなるかという事を誰も情報を流さない。
もちろん情報はビジネスのためだから、何かを売りたい商材があるはずなので、情報発信者もそこで商売したいんだろうけど。
だって自分で大きな利益を上げ続けられるなら、黙って自分だけでやってるでしょ?自分だけでやっても儲からないからプラス何かをやってるという事だからね。
つまり、そういう勝ち方を教えてあげるからメルマガ会員になれとか、この教材を買えとかいう方法で…。
まあ、そのやり方も批判はしない。誰もがビジネスしようと必死なんだろうからね。
要は、そういう情報を聞いた人が「勘違いするなよ!」ってことなんだな。
人間は圧倒的にお人好しの方が多いんだよね。
嘘でも「この物件買うと数年後化けるよ!」と言い続けていると、何%かの人は買うんだよね。
仮に1000人に一人が買うとしたら、何人に声かけするかだけ。それをネット上でどうやって目につくように発信するかという事になるから、最近は何を見ても同じ情報のように見えてくるよね。
いろんな経験をして私は、投資とは
実体経済に裏打ちされた実業投資
これが最重要だと言って来た。実業というのは一朝一夕でできるものではないから、この点をよくチェックすると情報の落とし穴が見えてくる。
事業って、ぽっと出の若い輩が語れる世界じゃないからね。
株取引で儲かる会社を作ると言っても銀行は金を貸さないが、事業計画を立てられる実業なら銀行とは交渉の余地があるよね。
そういう事なんだよ。
もちろん、簡単に儲かる話で本当に簡単に儲かる事もあるかも知れない。
でも、基本は「儲かる錬金術に実体がないものは博打だ!」そう思っておいた方がいいと思うよ。
フィリピンに可能性を求める人も、そういう基本がさっぱりの人が多いので、今一度足元チェックしてみようね。