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継続は力なり!の奥深さは、続けなければ分からない 前篇

2015年10月18日 | フィリピン情報

継続は力なり!これって昔から、機会ある毎に親や先生や大先輩から説教される言葉の中に出て来る代表格ですよね。

 
だから、これを聞いただけで「また説教かよ!」って拒絶反応を示す人も少なくないでしょうね。

でも、どんな継続をするとどんな力に変わるのか。
その時々の自分の環境で感じ方や結果が大きく違うという事を、今40代後半になり強烈に思い知らされています。
 
 
 
実は私、根っからの体育会系。
それも柔道一筋でやってきたから、この言葉は幼少のころから刷り込まれてきました。
 
でも、だからと言って忠実に守ってきたかというと全くそうではないんですよ…。
 
確かに学生時代は、スポーツの世界でそれを実感してましたから、「勝つために」半ば強制的に継続させられてきた訳ですが、初めて「あれ?」っと思いついたのは、学校卒業して社会人になってからです。
 
 
私は高卒で国家公務員になりました。財務省の税関職員になったのです。
冗談抜きでマジな話ですよ。
 
そんでやはり公務員試験を突破してくる人はかなりのレベルでして、私のような汗臭い体育会系は数少ないんですね。
 
そこで最初に感じたのは
 
「大きな声で挨拶ができるか」
 
ということでした。
これは体育会系のお家芸。バカの一つ覚えで習得しています。
 
お前は仕事は覚え悪いけど、元気だけはピカ一だな!
 
これが社会人一年生の私に対する先輩上司の口癖でした…。

 
その後私は、密輸事件の調査部門、いわゆる密輸Gメンに入り、警察官同様の捜査畑の仕事に就きます。
ここでの困難さは、私の人生を大きく変えるきっかけを与えてくれたと思っています。
 
何と言っても対応するのはほぼ犯罪者、おまけに脱税などの経済事犯や、やくざ屋さんの社会悪事犯ですから簡単にはいかないんですよ。

それに引き換え我々行政職の公務員は、本格的な捜査訓練は受けていません。ほぼ独学で捜査手法、事件の立件方法、取調べや刑事訴訟法に基づく各手続きを習得せねばなりません。
 
ここで一つの面白い現象に気付きます。
 
公務員の行政職員は、職務マニュアルにない仕事は非常に苦手だということです。
 
考えても見て下さい。

行政の公務員って、1年から3年でころころ職種も職場も移動するんですよ。

2年間大阪で八百屋をやってた人が、次の日から東京で布団のセールスするようなものです。
 
だから、公務員にはどの部署にもある程度の業務マニュアルがあって、それに沿って仕事をするようになってるんですね。仕事の評価もこのマニュアルが基準ですから公務員は判で押したような仕事しかしないとなる訳です。
 
ところが、私が若くして飛び込んだ犯罪者相手の仕事。
そのマニュアルが無きに等しい…。
つまりそれぞれで処理せよ!的な無責任な現場となっている訳です。
当然上司と言えども全く経験のない肩書ばかりの者が、昇進の腰掛で来る…。

ある意味マニュアル通りの仕事が苦手な自分にとっては、これは天職でしたな。
 
この時に、警察や海上保安庁の司法警察員(つまり逮捕権を持ってる公務員)と仲良くなり、OFFでは酒を飲み、歌を歌い、バカ騒ぎしながら、ONでは現場の苦労を分かち合いながらともに実践を習得して行きました。

まあ、私の周りは体育会系集団そのものでしたなあ…。
 
日々現場の苦労を一手に背負いながら、最終的なお手柄は組織のために…。
そんな中、上司に恐れもなく意見して現場を指揮できるようになったのは、そうした虎の穴メンバー同士の切磋琢磨を継続してきたからこその業でした。
 
私が在職20年を区切りに公職を降りたのも、そういう継続から得た力を組織がカバーしきれず、個々のお偉いさんが自己保身に走ったという実態を許せなかったというのが大きな理由なんですね。こんな組織にあと30年仕えるのは無理だわということで…。

ちょっと前に流行った半沢直樹風に言えば、倍返しで結果を出した後の左遷みたいな行為を許すことができなかった訳でありますよ。
 
ドラマのような結末はリアルな人生にはない事は分かっていても、一度の人生「屈辱の安定」と「自由の不安定」を天秤にかけて、成功を夢見て自由を選んだのであります。

時は2005年、38歳の春でありました。

これからの激動の人生と、継続の力については、また明日にでも…。
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