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えーあらい

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奇跡のシンフォニー

2017-11-02 15:35:15 | 映画
奇跡のシンフォニー
  テレビの週間番組表で音楽に才能のある少年が云々と書いてあったので、音楽に興味があり録画してみました。この映画は「奇跡のシンフォニー」と言い、原題は AUGUST RUSH となっています。
  この映画はヒューマンドラマとのふれこみだそうですが、ストーリーはアメリカでは起こるかも知れないが、日本の我々の道徳から言えば考えられない不道徳が原因で起こるのです。物語は孤児院で育ったこの孤児には豊かな音楽の才能が備わっていたところから始まります。それもその筈で、母親はクラシックでチェロを演奏する人、父親はバンドでボーカルを担当していた人で、ギターを弾けました。この2人は、ある晩、屋上で初めて知り合い、初めて会ったその夜のうちに結ばれてしまいます。運の悪い事に彼女は身籠もり、男の子を産みますが、怒った彼女の父親は男の子を孤児院へ送ってしまったのです。孤児院で育った男の子は音楽が好きで、耳に聞こえる不思議な音を追い、両親に会いたい一心で施設から抜けだし、マンハッタンへと導かれて行きました。そして、さまざまな出会いを経て、男の子の音楽の才能が開花し、音楽院に入学させて貰います。そして迎えた卒業の演奏会で指揮をしている所へ、母親が吸い寄せられ、同じころ、父親も演奏会を聞きに来て母親と再会し、そして孤児院で育った男の子も、離ればなれとなっていた両親と見事に再会する事が出来ました、目出度し目出度し、の感動を呼ぶ映画となっています。
  しかし、これが感動を呼ぶ映画か、確かにラストシーンは、その様なおもむきがありますが、最初を考えますと、誰がこの子を不幸にしたのか、後先を考えない若い男女の行いが、この不幸な物語を生んでしまったのでしょう? この先も心配ですね。


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