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西郷どん

2018-11-21 15:48:23 | 映画
西郷どん
  NHKの大河ドラマ西郷どんが終わりに近づいた。見るつもりもなかったのに録画したからそのまま消すのは勿体ないから毎週視てきました。歴史ドラマと言っても判らない部分があるので、そこは作者の考えでどうにでも出来る。今回は西郷隆盛が主人公であるから西郷隆盛から見た世の中の動きを捉えたものとなるのは仕方がない。しかし、そこには作者 林真理子さんの主観が這入る。好き嫌いが這入る。
  その一つが坂本龍馬、司馬遼太郎の龍馬が行く、の捉え方と比べて格段の差がある。あんた坂本龍馬が嫌いなのか? 坂本龍馬が、あんなちゃらちゃらした安っぽい人間だったのか、演じた役者が気の毒だ。あの坂本龍馬なら、西郷も相手にしなかったのではなかろうか。そして、何時の間にか勝手に死んでしまった、簡単に殺された。あの坂本龍馬が薩長同盟を成立させたとは考えられない程、軽い扱いだった。
  もう一つは岩倉具視、幾ら公家が京都生まれだと言っても笑福亭鶴瓶さんの岩倉具視はミスキャストだった。あの五百円札の顔になった岩倉具視が、あんな汚い関西弁を使っていただろうか。京言葉ならまだしも、あれは大阪弁でしょう。京言葉にすれば良かったのに、関西人には大阪、神戸、京都の言葉の違いが分かるのですよ。それにもう一つ、鶴瓶さんの顔が、どう見ても家族に乾杯の鶴瓶さんだ。岩倉具視を想像出来ない。幾ら鶴瓶さんが一生懸命に演じても岩倉具視に見えない。だからドラマが滅茶苦茶になる。印象が強すぎて、気の毒だがミスキャストと言わざるを得ない。幾らNHKに貢献度が高いと言っても無理があったのでは、林真理子さんの趣味だったのかしらね。
  まあ、もう終わりだけれど、面白味半減でした。林真理子さんの西郷どんはこれで良かったのでしょうか。


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