ほんわか写真帳

かわいい、おもしろい、きれい、素直に感じたものを写真に撮りました。見ている人もほんわかしてくれたらいいな…。

父の時計

2009-08-24 00:08:04 | イメージ
ずっと腕時計をしていなかった私ですが、
今は、腕にいつもこの時計が光っています。

少し重い「父の時計」です。


実は、大好きな父が8月16日午前10時、天国へいってしました。
昨年、12月、病気を宣告されてから、いつかこんな日が
来ることは覚悟をしているつもりでした。

正直、8月に入ってからは先生もかなり厳しいと思っていらしたようです。

でも、父はいつも元気でした。
ベッドに寝たままで、歩くことはできないけれど、
食事も満足に食べられず、痩せ細っていたけれど、
相変わらず、大きな声が出て、看護師さんたちには愛想よく
笑顔を見せていたし、私が帰るときは
「大丈夫か? 気をつけて帰りよ」と人の心配ばっかりしていたし。

そのとき、いつもこの時計をみて、バスの時間を父のほうが
気にしてくれていました。「間に合うか? もう行かなあかんで」って。
それだけにこの時計は私にとって、ものすごく大切なものです。

私がしても重いのに、細くなった父の腕にはきっとものすごく重かったと思います。


14日、母と帰省中の妹一家が病院に行ったとき
熱もなく、大きな声でおしゃべりしていて
孫たちに笑顔をみせて、元気そうだったと母から聞いていました。

それなのに、私が15日に病院に行ったときは「血圧が低下している」と
看護師さんにきかされたのでびっくりしました。
それでも父は会話をしていて、テレビもつけていました。
翌日、帰るという妹たちのことを心配して、
お盆の道路の込み具合をニュースでチェックしていました。
本当に、最期まで人のことばかり心配している、やさしい父でした。


何も食べられないことも「こんな日もあるわ」と話していました。
ちょっと具合が悪いくらい…そんな風にしかみせなかった父。

真夜中にはかなり厳しい状況になり、担当の先生も駆けつけてくださいました。

母と妹も呼び、家族3人が揃って父の最期を看取ることができました。

まるで遠くに住む妹も一緒にいられる日を選んだかのようでした。


父は先生がびっくりするくらい最期の最期まで頑張りました。。
「本当に強い人」だと…。


いつまでもめそめそしていると、そんな強かった父に叱られそうです。
まだ、涙が乾くことはありませんが、
ブログも再開しようと思います。

たまに父のことも出てくるかももわかりませんが
これまでと変らない、楽しいブログにしたいと思います。

お休み中もたくさんの方が訪れてくださいました。
コメントもたくさん残してくださいました。
本当にありがとうございます。

だから、ちゃんとこのブログは続けようと思います。

これまでと変らず、また、のぞきに来てくださいね。


皆様の応援が励みです。ポチに感謝。

ブログランキングへ

女性カメラマンブログランキング

gooリサーチモニターに登録!
コメント (26)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする