やっぱり悲しい

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福島原発事故のために避難を強いられている人のなかには
畜産業を営む人も多くいます。

さっき、その中の一人の方が乳牛たちに
最後の餌を与えている様子が映し出されていました。

避難先には連れていけないので
処分を決意されたそうです。

痩せ細った牛たちに、最後の干し草を与えていました。
大切な娘たちなのに、人の身勝手で
こいつらに死刑宣告を言い渡されたものだ…と。
これは冤罪だって…。

何も知らず干し草を食べる牛たちは
その翌朝、処分場へ運ばれていくのですが
かなり抵抗をしていました。

「もう、牛に生まれてくるなよ。少なくとも
原発の近くには生まれてくるなよ」って…。

やっぱり悲しい。涙が出てきました。
何の抵抗もできない動物たち。

一時帰宅した人のなかには、飼っていた
犬が亡くなっていたのを見た人もいたようです…。

本当に悲しい…。

写真は牛でなく、王子動物園の羊。
この子は何事もなれば寿命をまっとうできるでしょう。
でもなんとなく、横顔がさみしそう。
ごはんはちゃんと食べてるのにね。




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