母が亡くなって何年になるのかな~。
1月の末に兄をなくしてからしきりに亡くなった人のことを思い出す。
この人形実、家の布団箪笥の中で塵にまみれ泥だらけになっていたのをお友達に再生させていただきました。
赤い着物は母の着物を染め直して私の羽織にしていた物。
顔は戦前、祖母が大阪で人形屋をしていて作り方教えていた頃のものだと聞いています。
私の雛人形は焼けてしまったとか。記憶にはありません。
白い椿、今年は愛好家の人も驚く程たくさんの花をつけ花柄の始末が大変です。
母が亡くなる寸前に挿し木をして気にしていましたので葬式など片付けが住んで実家に行くと
1本だけ枯れずに残っていたのを持ち帰り植えたところ見上げるくらいに大きくなりました。
母の生まれ変わりの木です。
妹がいたので母に甘えた記憶はありませんが、命がけで守ってくれた出来事は今も脳裏をかすめます。
昔はホームと車両の間が随分開いていたので落ちてしまって列車が通り過ぎるまで体を張って
かばっていてくれました。幼い時のことですが目の前を走る車輪を見た気がするのです。
児童虐待などのニュースを見るたびに昔の人は放任だけど肝心の時は・・・・・・。
もうすぐ17回忌を迎えますが毎年忘れず咲いてくれます。
お正月飾りの寄せ植えの鉢に植えられていたものです。
他にも残してくれた花々が季節の移り変わりを教えてくれています。
さみしい生活に癒しを与えてくれています。
あと何年守れるかわかりませんが咲かせて遺影写真にそなえさせてもらいます。
なくなってわかる親心かも・・・・・。