映画 【百花】
認知症を患い記憶を失くしていく母と
そんな母と向き合う息子を描いた作品
プロデューサーとして多くの映画に携わる川村元気が自身の著書を、監督&共同脚本で映画化
レコード会社に勤める青年・葛西泉と
ピアノ教室を営む母・百合子。
過去に百合子が起こしたある事件により、親子の間には埋まらない溝があった。
ある日、百合子が認知症を発症する。
記憶が失われていくスピードは徐々に加速し
泉の妻・香織の名前さえも分からなくなってしまう。
それでも泉は、これまでの親子の時間を取り戻すかのように献身的に母を支え続ける。
そんなある日、泉は百合子の部屋で1冊のノートを発見する。
そこには、泉が決して忘れることのできない事件の真相がつづられていた。
🍀 🍀 🍀
もし家族が、もし自分が認知症になった時
何を覚えているんだろう……と考えたと同時に
絶対に忘れない記憶って、必ずあるんだなとも思いました。
2009年に MR.BRAINという拓哉主演のドラマの中で佐藤健が出た回
ピアノを引く彼の記憶を探る中で出てきた言葉が
私の中で、ずっと印象に残っていて
百花を観て、その言葉を思い出しました。
【好きじゃなくなっても 逢うことによって
好きだった感情を思い出す
その人を好きだった気持ちは覚えてる
誰かを愛したり愛されたり、一番純粋なその記憶は
脳の大事な場所にしまってある
最後まで忘れない】