ここに一冊の本があります。
『ベートーヴェンの生涯』(ロマン・ローラン著)。
ずっとカバーをかけていたので、カバーを外すと本は綺麗です。
わたしが中学校のときに買ったものです。
巻頭にはベートーヴェンのデスマスク。
そして前書きの後の最初に出てくるのが、ベートーヴェンのこのことば。
能うかぎり善をを行ない
何にも勝りて不羈を重んじ
たとえ王座の側にてもあれ
絶えて真理を裏切らざれ
小学校の時に読んだ別の本では、次のように訳されていました。
この方がわかりやすいです。
できる限りよいことを行い
何者よりも自由を愛し
たとえ王座のためであろうとも
決して真理を裏切ってはならない
ああ。なつかしい、この響き。
この言葉で、ベートーヴェンは私の心の師となったのです。
Woltuen, wo man kann,
Freiheit über alles lieben,
Wahrheit nie, auch sogar am
Throne nicht verleugnen.
BEETHOVEN.
翻訳で意味が解りました。有難うございます。
今日は又、注射です。ストレス溜まります。
そうなんです。私の宝物のひとつです。もう50年以上前に買ったものです。
何度も繰り返し読みました。そして、ベートーベンのあの言葉は、私の座右の銘になったんですよ。
コメントどうもありがとうございました。
PS.注射痛いのは嫌ですね。ストレス溜まりますよね。よくわかります。頑張ってくださいね。
天皇陛下の前でも、最下層の人の前でも言動を変えないこと。と解釈しています。できてるかな?難しいですね。
ああ!
まさにそうですね。
そういえば、ベートーベンがゲーテと一緒に歩いている時向こうから貴族が来た。その時ゲーテは一歩下がってお辞儀をしたままその場を動かず、ベートーベンが促してもその場を動こうとしなかったと言う話がありますね。ベートーベンはその貴族に対して、普通の人にするのと同じようにちょっと会釈をしただけだったといいます。
その話を思い出しました。
m-fluteangel16さんのおっしゃってくださった解釈、いいですねえ。